車種 | レガシィ |
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グレード | RSタイプRA |
年式 | 1989 年 |
デザイン
★★★★★「いつもの暖簾」は私の場合「帝国ホテル」ではない。
使いやすさ
★★★★★キーレスもパワーウィンドウも集中ドアロックもいらない。
走行性能
★★★★★スバル・ボクサーの使用方法が分からない人は乗るな。
燃費の良さ
★ただし、燃費が気になるようならこのクルマには乗らない。
乗り心地
★★★★★良い。後席のパッセンジャーがクルマ酔いしない。
総評
スタビリティは高くはないが、ドライビングプレジャーと万一の危機回避性能を両立させた基本的なシャシー性能の高さは、この時代の国産車の中では特筆もの。古典的スバリストの「いつもの暖簾」。
このクルマのココがイイ!!
打ち倒されても打ち倒されても立ち上がり戦い続ける不屈の精神。このクルマがWRC現役だった時代のスバルとレガシィRSを見て「これは矢吹ジョーだ!男だ!」と思った。コリン・マクレーが、リチャード・バーンズが、ポッサム・ボーンがドライブして世界と戦った。それはスバリストとしてかつてなかったことだったので、担当の営業に「WRC参戦を応援したいがどうしたらいいか?」と聞くと「STI用品を買ってください!」といわれたので、3年間、毎月毎月軽い財布をはたいてSTI商品を買い続けて応援した。1993年のNZで勝ったときにはディーラーの店頭で”BOXERSOUND"を手にして声を上げて泣いた。そんなかけがえのないメモリアルがこのクルマにはある。
こだわりのポイント
このクルマでモータースポーツに参戦してドライビングを学んだ。するとクルマが壊れるようになったので、モータースポーツに参戦する費用を捻出するために自分で直すようになって自動車の整備技術を学んだ。ありとあらゆることをこのクルマで試してきたので、今はフルオリジナルの状態で好調を保ち、このクルマを作った人たちの思いを正しく理解しようと勤んでいる。
これからのスバルに期待すること
部品の供給=会社の存続。EVでも燃料電池車でもなんでもいいから、なにがなんでもグローバル競争を生き残って欲しい。