みなさん、こんにちわ。
アールエーアール鈴鹿です。
まずSUBARU WEB COMMUNITY (#スバコミ) 事務局 様に、完全リニューアルおめでとうございます!!
新たな門出を祝いまして、僭越ながら「私のスバルとその拘り-Part 1」と題しまして、投稿させていただきます。
私の最初のスバルはE-AA5 LEONE RX-turbo で、それまでNISSAN B110 (サニーGXクーペ/中古)、ISUZU PF60 (ジェミニZZ-R クーペ/新車) とスポーツクーペを乗り継いできましたが、当時ウインドサーフィンとスキーを愛好していましたので、四輪駆動の乗用車にとても興味があり乗り換えることにしました。
四輪駆動の乗用車といえば当然SUBARUとなるわけですが、ラリーファンであったことから、当時リトルジャイアントの異名を誇った全日本ラリー選手権チャンピオンの綾部美津夫選手の駆るLEONE RX-turbo の走りが引き金になって、ついに1985年にRX-turbo を購入しました。
この時まだスバルはフルタイム四駆はリリース直前で、私のRX-turboは変速機は5速MTが採用されましたが、先代以来の装備である「デュアルレンジ」副変速機も引き続き採用され、走行中の実質変速段数は10段にまで達していました。
同じレバーで直結四駆とFFを使い分けるパートタイム式の四駆です。
当時四駆と云えば、これが当たり前でした。
心臓部はEA82の1800cc OHCエンジンに小型のTurbo-Chargerが付いたもので、お世辞にもスポーツ性の高いハイパワースペックと云えるようなエンジンではありませんでした。
また最初の頃は、直結四駆からFFに切り替えるのを忘れて、タイトターンブレーキング現象の影響で、狭い車庫入れなどではうっかりエンストなんてこともしばしばありました。
しかしそれも慣れてしまえば、ほんの少しでもクルマを動かしてさえいれば、上手く曲がるコツも掴んでいきました。
そして、直結四駆の雪道での走破性は評判通りの一級品で、スキーに出掛けるときは本当に頼もしく思いました。
ところが長く乗っていると、やはり非力なターボエンジンに満足出来なくなり、ついには当時定評のあった沖チューンのコンプリートエンジンに載せ替えました。
後日自宅の近所にあるチューニングショップ「エスプリ」でFFの状態でBOCHのシャシダイに載せてパワーチェックを実施しました。
確実に150HP以上は出ていました。
ところがECUが純正のままでしたので燃調のマッチングが悪く、例えば登り坂などでやや強めのロードが掛かると、軽くノッキング音がしていました。
その後、ちょっと出所の怪しいサファリラリー仕様のECUというのを手に入れて装着しましたら少しは軽減しましたが、やはりノッキングは完全には無くなりませんでした。
もっともノッキングが出るのはアクセルを踏み込んだ一瞬だけで、踏み続けるとその後はノッキングは収まるので、たぶんオーバーシュートしていたのだと思います。
ただしブースト計などは付けていませんでしたので、どの程度のオーバーシュートだったのかは最後まで不明でした。
また、油温がちょっと心配でしたので、汎用のオイルクーラーをフロントのグリルアンダーに取り付けて、夏場のオーバーヒート対策をしていました。
尚、冬場は逆にオーバークールになるので、オイルクーラー本体にガムテープを貼って対策しました。
またこの頃のスバル車というと、チューンナップ用のアフターマーケットのパーツなどは、どこのショップを尋ねてもほとんど皆無で、カスタマイズと云ってもせいぜいステアリングホイールやアルミホイールの交換程度しか出来ませんでした。
社外アルミホイールもφ140 4穴というスバル独自のPCDで、選択の範囲は極めて少ないものでした。
私はタケチプロジェクトのラリーハートと、スピードハートというホイール(いずれもホワイトカラー)を各ワンセットを交互に履いていました。
他には、KITのサファリラリー用くらいしかありませんでした。
しかし、足回りはエナペタル・ビルシュタインの近藤さん(現エナペタル社長/出会った当時は設立前)と出会い、本当に素晴らしい足回りに仕上げていただきました。
と、そんなわけでパワーアップしてからは、タイトターンブレーキング現象もエンジンパワーでねじ伏せることも可能になりまして、その後は常時直結四駆で走っていました。
タイヤもたまったものではありませんね (笑/因みにタイヤはピレリが多かったと思います)
それでも手放す最後まで駆動系は全くノントラブルで、スバルの頑丈さには本当に関心しました。
ボディデザインは一見なんの変哲も無い4ドアセダンですが、Cピラーの立ち上がりの造作やフロントフェンダーのプレスラインなどは、かなり入念に造り込まれていて、直線基調のデザインながらデザイナーの拘りが随所に感じられて私は好きな造形でした。
内装はとても簡素な造りで、インパネなどはとてもオーソドックスな形でしたが、シートはジェミニZZ-Rから移植したRECARO-Nが収まっていました。
パワステは付いていましたが、ウインドーは手動でした。(私はコレが今でも好きです)
後、カーオーディオは当時はそれなりに凝っていましたし、職業柄音にはかなり拘っていましたので特にリアスピーカーはリアトレイにそっくり覆い被せるように10㎜厚のアルミ板を加工しまして、防振ゴムを挟み込んでボルトでリアトレイに固定し、ジェミニから移植したJBLのスピーカーをセットしていました。
音は納得の高音質で、けっこう迫力もありました。
それ以外にも、ドイツ製のFM用アンテナをDIYでリアフェンダーにホールソーで穴開けして取り付けたりもしていました。
オートアンテナではありませんが、とてもスタイリッシュで感度も良く、ラジオも立派なオーディオになっていました。
手放すまで私のスバル車の中では比較的短め(6年間)ではありましたが、最後まで本当に楽しませてくれた素晴らしいクルマでした。
このLEONE RX-turbo の後、BC-5 LEGACY RS type RA へと乗り換えることになるのですが、それはいずれまたアップしたいと思います。
長々と失礼しました。
それでは次回をお楽しみに♪