自転車に乗るときはヘルメットを忘れずに!自転車は簡単に乗れますが、想像以上にスピードが出る乗り物です。転んだときに頭部を守るヘルメットは忘れずに装着するようにしましょう。しかし、正しく装着しなければ、本来の性能を発揮しません。正しいヘルメットのかぶり方を学んで、安全に自転車を楽しみましょう。
【家族で学ぶ自転車ルール】Vol.3 「ヘルメットの装着」を習慣にしよう!

ヘルメットの装着は努力義務
平成20年の道路交通法の改正(道路交通法 第63条の10)により、13歳未満の子供はヘルメットの着用が努力義務になりました。努力義務のため、現在、罰則はありませんが、子供を万一の事故から守るため「自転車に乗るときにはヘルメットをかぶる」という習慣を子供に定着させましょう。

手袋、ヒジあて、ヒザあてなど、自転車に乗る際に身体を保護する装備はいろいろとありますが、そのなかでも重要なのがヘルメットです。しかし、転んだときにヘルメットがその機能をしっかり果たしていなければ、かぶっている意味がありません。

ヘルメットは発泡スチロールをプラスチックなどのシェルでカバーしているタイプが一般的です。最初はかぶった際に違和感があるかもしれません。しかし、サイズを合わせてかぶれば、すぐに慣れてくるものです。

頭にあたる内側はいろいろな形状がありますので、サイズとともにかぶり心地も考えて選びましょう。
かぶる深さとストラップの長さがポイント

ヘルメットをかぶった時、眉毛の少し上ぐらいに位置するサイズがベストです。

後ろにダイヤルが付いているタイプは、サイズの調整が可能です。軽く頭を左右に振ってみて、ズレないくらいが最適な状態です。ズレなくてもあまりにきゅうくつだと、頭が痛くなることがありますので、調節しながら締めていきましょう。

ヘルメットをかぶったら、必ずストラップを調節します。長さの目安は「アゴの下に指3本入るぐらい」にしておきます。この長さに調節しておけば、転んでもヘルメットが外れず、自転車に乗っていても息苦しくありません。
自転車に乗り始めたときから、ヘルメットをかぶる習慣を身につけることが大切です。ヘルメットの役割や大切さを、親と子供が理解して、子供が自分からヘルメットを手に取るようになることを目指しましょう。
ヘルメットのかぶり方のポイント
1.ヘルメットの着用は努力義務。でも、子供の安全のためかぶる習慣をつけましょう。
2.眉毛の上までしっかりかぶる。
3.ストラップはあごの下に指3本入るくらいに締める。