自転車に乗れるようになったら、どこかへ走り出したくなるのは当然のこと。はじめのうちは公園などで練習をしてきた子どもたちが、一般道を走る際に注意しなければいけないポイントを紹介します。
【家族で学ぶ自転車ルール】Vol.5 自転車が安全に走れる場所は?

自転車が走れる場所はどこ?

一般道で自転車が走行できるのは、歩道、車道の歩道側、自転車レーン、自転車道などです。歩道を走る場合は、あくまで歩行者優先です。我が物顔でベルを鳴らしながら歩道を走る自転車も見かけますが、絶対にマネをしないようにしましょう。歩道はいつでも止まれる速度で走る必要があります。
一般道は練習してきた公園などとは違って、クルマと一緒に走らなければいけない場所があったり、危ないポイントがたくさんあります。危険な場所などは親と一緒に走りながら、安全に走る方法を少しずつ覚えていきましょう。
危ないポイントを見つけよう

一般道で最も危ない場所は、何といっても車道です。横を通るクルマ、交差点など危険なポイントがたくさんあります。初めて車道を走るのであれば、交通量の少ない道路を選んで、車道を走ることに慣れていくことが大切です。

次に危険なのは、交通量が少ない路地です。安全なように思えますが、飛び出してくる歩行者や自転車、バイクなどもあり危ないポイントです。
特にブロック塀に囲まれていたり、視界を遮る物がある場所では、クルマや自転車、人の動きが予測しにくくなります。そこで、見通しの悪い交差点では必ず一時停止をして、安全確認してから通過する習慣をつけましょう。
このほか、一般道に潜んでいる危険はクルマや歩行者などの他動的なものばかりではありません。自転車特有なものも多数あります。

例えば、マンホールのフタは晴れた日は気にしなくてもよいのですが、雨上がりなどは危険な場所になります。濡れたマンホールは滑りやすく、さらに交差点に多いため、カーブの途中で乗り上げて転倒することがあります。また、横断歩道や路側帯を表示する、道路上のラインも、雨が降ると滑りやすくなるので、同じように注意が必要です。
また、道路脇の側溝などにも注意しましょう。特に子ども用のタイヤは細く、排水カバーにタイヤがハマることもあります。さらにこのカバーも雨で濡れると滑りやすいので注意しましょう。

道路上の危ないポイントは特に意識して走ることが大切です。危ないポイントにさしかかったら、自転車のスピードを落とし、安全を確保してから通過することを心がけましょう。
道路上の危ないポイント
1.交通量の多い一般道は特に注意しましょう。
2.視界の悪い交差点は一時停止をして安全確認をしましょう。
3.雨上がりは滑りやすく、特にマンホールのフタ、道路の側溝などは注意しましょう。