キックバイクとは、ペダルのない幼児用の二輪遊具です。自転車のようにまたがって乗り、足で地面を蹴って前に進ませます。日本では2000年代後半から普及しはじめました。しかしきちんとしたキックバイクの選び方、乗り方を学ぶ機会は少ないもの。
そこでマウンテンバイクの元日本チャンピオンでありながら、キッズ、ジュニアの指導も多数行う、井手川直樹さんにキックバイクについて教えていただきます。
【キックバイクに初チャレンジ】Vol.1 キックバイクの選び方

キックバイクとは?

●講師:井手川 直樹さん
●所属チーム:AKI FACTORY/STRIDER
●主要成績:
1996、2006、2013 全日本選手権DHシニアクラス優勝、2015~2017
DOWNHILLSERIESシリーズチャンピオン、2017 RedBull Holy Ride優勝など
いつから乗れる?

キックバイクの対象年齢は1.5歳から5歳までを想定していますが、最近では0歳から乗れるものも登場しています。いわゆる木馬のように遊ばせてバランス感覚を養い、キックバイクに乗るための下地を作ることができます。
キックバイクの選び方は??

キックバイクにもサイズ設定がいくつかあります。ホイールサイズでいえば12~16インチが主流ですが、子供用の自転車に比べてフレームサイズが小さく、乗りやすい作りになっています。
1.5歳〜3歳(身長:75cm〜95cm)12インチ
3歳〜4歳(身長:93cm〜100cm)14インチ
4歳〜5歳(身長:100cm〜105cm)16インチ
サイズによって適正身長が設定されているので、子供の身長に合わせて選べますが、最終的には実際に乗せてチェックしましょう。
足がしっかり着くか、子供がひとりで立ってバランスが取れるか、またがった際にハンドルを両手でしっかり握り、両足が地面にしっかり付いているか確認します。
またがらせたときに、サドルを一番低くしている状態にも関わらず、つま先立ちになっていたり、上手にバランスが取れなかったりする場合は無理に乗せることはやめましょう。

また、キックバイクにはスポーツモデル、オフロードモデルなどの種類があります。これらの種類の違いによって多少サイズ感が違います。Webでも簡単に購入することができますが、初めてキックバイクを購入する際は、実店舗で子供に合うサイズを確かめることをおすすめします。
キックバイク購入時のチェックポイント
1.適正身長のバイクを選ぶ
2.実際に乗ってみて、バランスがとれるか、足がきちんとつくかを確認する