SUBARU CYCLE FAN CLUB

クルマ+キャンプ+自転車。3つの趣味を一度に愉しむ“3 in 1キャンプ” その3 カフェ&キャンプ編

ここ数年、キャンプが流行しています。キャンプを愉しむ理由は様々だと思いますが、大切な人と大切な時間を過ごしたり、日常の忙しい生活から距離を置き心と身体を整えるところに魅力があるのではないかと思います。今回は、キャンプにクルマと自転車をプラスした「3 in 1 キャンプ」の愉しみ方を紹介していきます(全3回)。

プライベートビーチにカフェを作ってしまおう

前回はキャンプサイトにテントを設営して、自転車に乗ってランチを食べたところで終了していました。
日没までは十分に時間があるので、キャンプサイトに戻る途中でコーヒーを愉しむことにします。海辺に延びていく細い横道を降りていくと、そこには小さいビーチが広がっていました。このようなビーチを発見できるのも、のんびり走れる自転車の良いところです。

あらかじめ自転車に積んでいたカフェセットです。コーヒー豆とペーパーフィルター(❶)、マグカップ(❷)、ケトル(❸)、コーヒーミル(❹)、これにプラスしてお湯を沸かすバーナーがあれば、極上の外カフェが愉しめます。

まずはケースに入れてきた深煎りのコーヒー豆を手動のミルで挽きます。挽きたてならではの香り立つコーヒーを愉しむため、ミルは必需品です。ハンドルを回している間も時間がゆっくり流れている感じがするので、おすすめですよ。

シングルバーナーでお湯を沸かす間に、挽いた豆をドリップ用のフィルターにセットします。フィルターは布とペーパー式がありますが、今回は後の処理が簡単なペーパー式を使いました。

まずは少しだけお湯を粉の上に注ぎ、1分ほど蒸らします。その後は出来るだけお湯をコーヒー豆の中央部を狙って細く落とすことでさらに風味が良くなります。

良い香りが広がる、ペーパーを外す瞬間がたまりません!

別に準備していたイスを岩の上に置き、水平線を眺めながらゆっくりとコーヒーを愉しみます。最高の癒やしの瞬間ですね。

テント、マット、寝袋の3種の“寝具”にこだわる

テントサイトに戻る頃には少し日が傾いていたので寝床の準備を整えます。テント、マット、寝袋はキャンプにおける三種の神器ならぬ「三種の寝具」。『良い眠り』はこの3つにかかっていますので、価格が張っても良いものを揃えてキャンプの質を高めることをおススメします。

今回持ち込んだシュラフ(寝袋)とマットです。手前のマットは空気を入れてシュラフの中で使用するタイプ。肉抜きされているので、軽量で小さく畳めます。

ヘッドライト(左)とランタン(右)などの「明かり」も準備してテント内をより快適にします。写真のランタンは上部がソーラーパネルになっている折りたたみ可能な優れモノ。電池もいらず最大で12時間ほど点灯可能です。

流行中の「メスティン」で炊き込みご飯!

寝床を整えた後は、夕食の準備に取り掛かります。最近キャンパーに人気があるスウェーデンの飯ごう、トランギアの「メスティン」で炊き込みご飯を作ります。アルミ製のシンプルな“箱”のようなものなのですが、沸騰させてもフタが外れにくいこと、熱伝導性がちょうどよく上手にご飯が炊けること、そして2,000円程度と値段が安いことも人気のポイントです。

必要最低限な“キッチン”周りのアイテムです。折りたたみのイス(❶)、シングルバーナー(❷)、鍋にも食器にもなるクッカー(❸:今回は使用しません)、ご飯やパスタなどが調理できるメスティン(❹)、これらに加えて折りたたみのテーブル(❺)もあると便利です。

炊飯ですが、まずお米を研いで30分ほど浸水させます。

サバの味噌缶を使って味付けをします。味の濃さは汁の量で調節します。

買ってきたしめじやネギを入れて、全体に味がいきわたるように少しかき混ぜます。

あとはふたをしてシングルバーナーの弱火で10分ほど温めます。コトコト音がして湯気が出てきたら、沸騰している合図。さらに10分間弱火で過熱して火を止めて蒸らします。

シングルバーナーから降ろした後はケースに入れて15分ほど蒸らします。ケースがない場合は冷めないようにタオルか手拭いに包んで蒸らします。気温が高い日はそのまま置いてもOKです。

おいしそうな香りが漂っていますが、しばし我慢。15分後フタを開けたらお焦げの香ばしい香りが広がります。想像以上に美味しく炊けました!

サバ味噌の風味とお焦げの香ばしさが相まって、物凄く美味しいです! 今回は本当に簡単にできるサバ缶で作りましたが、インスタなどでもレシピはたくさん公開されているのでチェックしてみてください。

たき火で暖をとり、ココロも整えてから就寝

気温がグッと下がってきたので、焚き火の時間を愉しんでから寝ることにします。キャンプのメインイベントですね。

地面で直接火をおこすことが禁止されているキャンプ場もあります。その場合に必要なのが「たき火台」です。以前は重く頑丈なものがほとんどでしたが、最近は持ち運びが簡単で軽いものが増えています。やけど防止に必要な防火グローブも一緒に準備しましょう。

火がつきやすくするには、乾いた葉っぱなどを一番下に敷き、空気が入りやすいように細い枝から組んでいきます。ある程度火が回ってきたら徐々に太い薪を載せていきます。火が近くにあると虫も来ないですし、一気に周辺を明るく暖かくしてくれるので幸せを感じます。

たき火には不思議な魅力があって、見ているだけであっという間に1~2時間は経ってしまう、という人も多いようです。まさにメインイベントですね。身体がポカポカしてきたらテントの中に入って寝る準備を。

クルマのドライブ、自転車での散歩(ポタリングと言います)、そしてキャンプと、1日で3つのアクティビティが愉しめる3 in 1キャンプを紹介しましたが、意外と簡単にできると感じていただけたと思います。必要なキャンプ道具も、最近はキャンプブームで良いものが手に入れられるいい環境が整っています。3つのアクティビティを1日に詰め込んでいるのにゆっくりした時間も過ごせる3 in 1キャンプは、ほど良い疲れが身体を包みながら大きな充足感が得られますよ。ぜひ、トライしてみてください!

  • ナビゲーター/山下晃和さん
    スポーツ、ファッションのモデルのほか、国内外を旅する自転車冒険家の肩書ももつ。自転車とキャンプのイベント「BIKE&CAMP」を主催するなど、キャンプなどアウトドアにも造詣が深い。

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