SUBARU CYCLE FAN CLUB

Withコロナ時代のサイクリングルールで、多摩川"古墳"サイクリングを愉しむ 前編

緊急事態宣言や移動自粛要請が解除され、旅行や帰省をする人々を伝えるニュースが報道されています(6/22現在)。サイクリングを愉しむ機運は高まってきましたが、今後もコロナウィルスの感染を広げないための努力をし続けなくてはいけません。そこで今回は「Withコロナ時代」のガイドラインをもとに近場でのサイクリングを愉しみました(第1回/全2回)。

今後必要になる新しい自転車の「安全」とは?

コロナウウイルスの感染が拡大する以前は、「ヘルメットをかぶる」「事前に自転車の整備をする」「交通ルールを守る」などのルールやマナーを守ってサイクリングをすることが求められていました。しかし「With コロナ」時代に入った今、サイクリング時にもより多くのものが求められるようになりました。そこで日本サイクルスポーツ振興会日本サイクリングガイド協会が提唱しているWithコロナ時代のガイドラインを参考に、1DAYサイクリングを行いました。

感染予防の見地からいえば「単独走」がもっとも好ましいところではありますが、取材ということもあり2名でのサイクリングを実施。可能な限り2mの距離をとり、なるべく正対しないように気をつけて取材を行いました。

「信号待ち」では2mの距離をあける

日本サイクリングガイド協会のガイドライン(以下、同ガイドライン)では次のような記載があります。
「信号待ちの停車時は、車間距離を自転車一台強(約2m)とする」
「厚労省が発表した『新しい生活様式』では『1m(できれば2m)』とされるが、運動で呼気が荒くなることも想定し、目測でも意識しやすい自転車1台強(2m)とする。また、屋外では2mまで到達する前にほとんどのウイルスは乾燥して感染性を失うとされている」

信号待ちの際には近づいて話しかけたくなりますが「2mの距離をとる」ことを忘れずに。

走行中の最適な距離とは?

走行中にも同じように距離をあける必要があります。同ガイドラインには次の記載があります。
「走行中は、飛沫の到達距離が伸びる懸念もあるため~(中略)~走行中の車間距離を自転車1.5〜2台分(約2.5〜4m)、速度が速い場合は自転車4〜6台分(約6.5〜8.5m)としているが、感染対策のためにやや広めの車間距離を推奨する」

「走行中の隊列は前走者の呼気を受けるリスクを抑えるために、一直線の隊列ではなく、前後左右に互い違いとする」

今回は主に多摩川サイクリングロードを走ります。道幅が狭い地点が多く「互い違い」で走れるところがあまりないため、4m以上の車間距離をあけながら走ることにしました。

マスクの着用について

マスクは感染を広げないために必要なものですが、気温が高くなると熱中症の危険が高まる恐れがあります。同ガイドラインには次のように記載されています。

1.受付や休憩などサイクリング以外の時間や、会話するときは着用する。
2.サイクリング走行中の着用は原則として不要だが、自己判断での着用も認める。
3.歩行者等が密集したエリアを低速で通過する場合等は、主催者がマスク着用を指示する。
4.走行中に着用するなら、通気性の高いもの、バフ、フェイスガードなどを推奨する。
5.気温の高い屋外での運動中に着用すると熱中症のリスクが高まることに留意する。

自転車に乗っている時、特に人が多い場所を通過する際は「バフ」を着用。暑さや息苦しさを感じた時にはバフを外しましたが、2人で行うサイクリングということもあり可能な限り着用しました。

基本的にはバフを使用しましたが念のためマスクを携帯し、休憩中などに着用するようにしました。

"多摩川流域"に密集する古墳をめぐる

緊急事態宣言が発令されてからまともに自転車に乗っていないこともあり、今回は脚慣らしの意味もこめて近所の多摩川を走る近場のサイクリングを計画しました。

多摩川流域は4~7世紀に築造された古墳が多数見られる国内有数の"古墳スポット"です。よく走っている多摩川ですが、最近そのことを知り、自由に移動できるようになった際には自転車で訪れてみたいと考えていました。

今回訪れるポイントは以下の5つです。
①多摩川台古墳群
②深大寺
③武蔵府中熊野神社古墳
④高倉塚古墳
⑤クロスコーヒー

走行距離は上流の府中(③の周辺)に向かって走る約40㎞。大半は多摩川サイクリングロードを走るので、事故のリスクが少なく快適に走ることができる、まさに脚慣らしに最適なルートといえるでしょう。

スタート地点は東急東横線の多摩川駅近くの高台にある「多摩川台公園」です。ここには多摩川台古墳群(①)からの出土品などを展示する「古墳展示室」をはじめ、8つを超える古墳を見学することができます。

復元した古墳の石室入り口をくぐると中には土器や剣などの展示物が並んでいます。思わぬところで"探検気分"が味わえます。

展示物はレプリカではあるものの、出土したままの状態を精巧に模してあるため、真に迫った見ごたえのあるものでした。何の気なしに立ち寄ったのですが、早くも充実感が高まってきます。

展示室を後にして実際の古墳を見学します。少し大げさですが、展示室がある公園一帯の高台には"ほとんど古墳でできている"といってもいいほど、8つの古墳が密集して存在しています。

その一つひとつに立て看板が立ててあり、この画像はちょうど中央付近に位置する「第4号墳」です。「円墳」と言われる円形のためか、長い年月を経て草や木々が生い茂り「丘」のようになっています。国内にあるほとんどの古墳がこのような状態になっているため「近くを通っても気づきにくい」ようです。裏を返せば、実は近くにあるかもしれないということでもあり、実際に多摩川周辺には住宅地の中にも多くの古墳があります。

展望台もあり眺めは最高。眼下に広がる景色が見慣れた多摩川とは思えないほどです。

次回もwithコロナの自転車ルールを紹介しながら、多摩川流域の古墳をめぐっていきます。お楽しみに!

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