SUBARU CYCLE FAN CLUB

Withコロナ時代のサイクリングルールで、多摩川"古墳"サイクリングを愉しむ 後編

緊急事態宣言や移動自粛要請が解除され、旅行や帰省をする人々を伝えるニュースが報道されています(6/22現在)サイクリングを楽しむ機運は高まってきましたが、今後もコロナウィルスの感染を広げないための努力をし続けなくてはいけません。そこで今回は「Withコロナ時代」のガイドラインをもとに近場でのサイクリングを愉しみました。前回は多摩川台古墳群の一部を紹介しましたが、今回はその続きからスタートします。(第2回/全2回)。前編はこちら

周辺で最古の前方後円墳「宝莱山(ほうらいざん)古墳」

多摩川台公園から自転車で2分ほど移動したところにあるのが、この一帯の中でも最古と言われる「宝來山古墳(②)」です。全長約97m、4世紀前半に築かれたこの一体で最大の前方後円墳です。

前回紹介した古墳も同じような状態でしたが、宝莱山古墳自体も公園のようになっていて、アジサイがきれいに咲いていました。

階段を上り反対側に出ました。画像の右側が「前方」、左側が「後円」の部分になります。新緑の時期ということもあり草木が茂ってあまり「前方後円墳」の形がつかめませんが、厳かな雰囲気は感じられる場所でした。葉が枯れると少し形状がつかめるようなので、秋・冬の時期ににまた訪れてみたいと思います。

さて宝莱山古墳を後にして、しばしサイクリングを愉しみます。

多摩川を渡り、さっきまで見学していた多摩川台古墳群を反対側から眺めるとその大きさがよく分かります。古墳が完成した当時はどんな姿だったのか、そんなことを想像してしまうのも歴史のロマンがあるところ。妄想を膨らませながら、上流に向かって走ります。次の目的地は「深大寺(じんだいじ)」です。15㎞ほどを走ってランチにします。

密を避けテラス席でそばランチ

水分補給も忘れずに行います。梅雨の合間で気温は30°を下回っていましたが、湿度は高い状態。その上マスクをしていると熱中症のリスクが高まるとされています(参照:厚生労働省)。また「ノドの粘膜の乾燥でウイルス排出力を下げないよう、15分毎を目安にこまめに水分補給する(参照:日本サイクリングガイド協会)」とあるので、自転車用のボトルを準備していつもよりもこまめに水分を口にするようにしました。

深大寺(③)のそばランチを選んだのは、そば好きであることに加え、テラス席で食べることができるからです。「食事は、テラス席や横並びの席、屋外での弁当など、3密が揃わない場所を設定する(参照:日本サイクリングガイド協会)」とあり、テラス席を活用することで密な状態を避けました。

豪快にすすりたい気持ちを抑え、飛沫が跳ばないようにいつもより静かに。コシが強く、そばの風味が感じられるおいしいそばでした。

食後、深大寺に参拝して次の目的地に向かいます。

葺石(ふきいし)が美しい武蔵府中熊野神社古墳

深大寺を後にして約10㎞。時間にして30分くらいのところにあるのが「熊野府中神社古墳(④)」です。7世紀中頃の飛鳥時代に築造された、上が丸く、下が四角い上円下方墳(じょうえんかほうふん)という国内でも数基しか見つかっていない珍しい形です。

国道20号から少し入ったところに突然出現。このあたりは何度も通ったはずなのに、今回訪れるまで古墳があることをまったく知りませんでした・・・。

下の1段目が1辺32m、円形部分は直径16m。ちょうど武蔵府中熊野神社の裏手にあり、2003年の調査によってはじめて上円下方墳だと確認されています。それまでは境内裏の"小山"だと思われていたようです。

現在の状態は、調査のあと土を盛り石を葺いて復元したものです。被葬者などはいまだ調査中とのこと。ただし国府があったこのあたりの有力な豪族ではないかという説が有力視されているようです。

次に訪れたのは「高倉塚古墳」です。武蔵府中熊野神社古墳からもすぐ近く、時間にして5分ほど。高倉塚と呼ばれていたそのあたりの中心とされている古墳です。

住宅街のど真ん中にあり、直径20m、高さは2.5mほど、気を付けていないと公園として見過ごしてしまいそうなほどです。しかしこのあたりにある25基あった古墳の中心で信仰の対象として保存されてきた由緒正しいもの。6世紀前半の土器が出土するなど学術的な価値も高い古墳です。説明書きはあるものの、あまりに無造作に存在しています。

15段ほどの階段を上るとすぐに頂上に。

なんとも落ち着く不思議で暖かい空気に満ちていました。個人的には今回訪れた古墳の中で一番のお気に入りです。

最後は南多摩尾根幹線道路(通称:オネカン)と呼ばれるロードサイドにある「クロスコーヒー(⑤)」でひと休み。オネカンは東京オリンピックの自転車ロードレースのコースでもあり、普段はトレーニングコースとしてもよく知られる自転車乗りには有名な道路です。

そんな場所にあるカフェなので、自転車乗りの健康を考えた身体にやさしいメニューが並びます。今回はおいしく飲めるプロテインメニューの中から「アサイープロテイン」をチョイス。

プロテイン、コーヒーなどのドリンクのほか、サンドイッチなどのメニューも充実しているため、休日は早朝から夕方まで自転車乗りがたくさん訪れる人気のカフェです。

「マスクを適時着用する」「人との間隔をあけて走る」など、走り始める前は少し煩わしいと思っていましたが、ここ数か月コロナ禍の中で過ごした生活スタイルの変化により、正直さほど意識しなくても守れるものばかりでした。コロナウィルスに対してまだ油断することはできませんが、新しいサイクリングのスタイルで走ることは愉しめると思います。
最後に、帰宅した後は「シャワーをすぐ浴びる」、「ウエアはすぐ洗濯する」も忘れずにお願いします。(参照:日本サイクルスポーツ振興会)」

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