SUBARU CYCLE FAN CLUB

絶景ロードを走ろう
SUBARUで行く富士スバルライン

全国各地、ロードバイクで走ってみたい絶景ロードを紹介するシリーズ企画。今回も、モデルでサイクリストの日向涼子さんが富士山を駆け上がる「富士スバルライン」へ。頂きを望みながら、雲を抜け、標高2300mの五合目を目指してペダルを漕ぎます。

富士山を登れる3大ヒルクライムルート

「日本人にとって特別な山は?」と尋ねれば、多くの人が答える富士山。サイクリストにとっても富士山はスペシャルな場所です。日本の象徴として知られる標高3776mの富士山の裾野をぐるっとう1周するルートはロングライドファンにとって人気のルート。また、伊豆半島や房総半島はじめ関東エリアならほぼどの方角からも、その山容を楽しみながら走ることができる魅力もあります。
そんなスケールの大きさと美しさを持った富士山には、およそ標高2300mの富士山五合目まで自転車で登れる山岳道路が3つあります。

まずは、山梨県富士吉田市から登る「富士スバルライン」。こちらはもっともポピュラーで、とくにヒルクライム好きにとっては、毎年6月に日本最大規模のヒルクライムレース「Mt.富士ヒルクライム」が開催されることでも有名です。麓から五合目駐車場までは全長24kmで、日本屈指のロングヒルクライムを楽しめます。
もうふたつは静岡県側から登る山岳道路で、自衛隊の富士駐屯地がある須走口からの「ふじあざみライン」。そして、その西側にある「富士山スカイライン」です。
「ふじあざみライン」は、もっとも厳しいコースプロフィールとして知られ、距離こそ12kmながら獲得標高は1200mと、つまり平均勾配は10%に迫ります。一般的な登坂勾配が4~6%なので、その数値がいかに厳しいかわかることでしょう。
「富士スカイライン」は二合目までは御殿場側と富士宮側の双方から登ることができ、二合目からは山岳道路が五合目まで続きます。御殿場側から登る区間は、東京2020オリンピックロードレースのコースにもなったことでも知られています。

はじめての富士山チャレンジにおすすめのスバルライン

日本の象徴を各方向から楽しめる3つのヒルクライムルート。今回は、なかでもはじめての富士山チャレンジにおすすめの富士スバルラインを、モデルでサイクリストの日向涼子さんが走ります。富士スバルラインは3つのルートの中で、平均勾配がもっとも緩めで、かつ一定の勾配が続くため初心者でも走りやすい。ロケーションももっとも美しく、特に4月末の通行開始時期から夏の終わり頃までのグリーンシーズンは気候的に気持ちよく走れる時期でオススメ!

インプレッサとサイクルキャリア

インプレッサにロードバイクを車載して中央自動車道を富士山方面へ。次第に目の前に迫る雪化粧した富士山に高揚感を覚えます。この日は青空にクッキリと山の頂を望め、絶好のヒルクライム日和。東京からおよそ2時間、富士スバルラインの最寄り出口の河口湖ICを降りれば、富士スバルラインの起点までも4km少々。
クルマでアクセスする際には、富士山パーキング(旧名称:富士北麓駐車場)または、スバルラインの起点により近い陸上競技場施設などがある富士北麓公園が駐車場として利用できます。なお、富士山パーキングは、毎年7月~9月初旬まで実施されるマイカー規制期間時は、登山客優先となるため利用は控えましょう。

今回は、富士山パーキングにインプレッサを駐車して富士スバルラインへ。ルーフのサイクルキャリアから愛車のロードバイクを降ろして出発準備。ちなみに、このサイクルキャリアは、ルーフキャリアやルーフボックスでお馴染みのINNO(イノー)製。カーゴスペースへの車載は手軽ながら、ビジュアルが映えるのはルーフキャリアスタイルに限ります。サイクルキャリアは、車高が低めのインプレッサやレヴォーグは積み下ろしの作業がしやすく相性抜群です。

富士山パーキングから富士スバルラインの起点まではおよそ3km。6月に開催されるMt.富士ヒルクライムに向けて試走やタイムアタックにチャレンジするヒルクライマーは多いと思います。その場合は、この区間はウォーミングアップにほどよいです。しっかり足をほぐして、心臓にはほどほどに刺激を入れながら走りましょう。

ファンライドでもタイムアタックでも楽しいスバルライン

いよいよ、富士スバルラインの起点の胎内交差点から全長24kmのヒルクライムがスタート。コース上には一合目から五合目までを示す木製の看板があるので、残りの距離感を掴みながら走ることができるので参考にしましょう。

<富士スバルラインのコースプロフィール>

起点:胎内交差点(標高1062m)
終点:富士吉田5合目駐車場(標高2309m)
距離:24km
平均勾配:5.2%
獲得標高差:1255m

スタートしてすぐに料金所。有料道路なので通行料金を支払います。自転車は往復200円なので、小銭(現金)を携帯して走ることを忘れずに!

<通行料金(往復)>
自転車:200円(全線)、60円(一部区間)
軽自動車:1680円(全線)、420円(一部区間)
普通自動車:2100円(全線)、640円(一部区間)

ゲートを潜って再出発。最初の目標地点は、3.5km先の「一合目下駐車場」。全長24kmの中でも、この序盤区間は比較的勾配が急なので、アドレナリンが出ているからと言って飛ばし過ぎには注意しましょう。

「一合目下駐車場」をすぎると、勾配が緩んで淡々とペダルを漕げる区間が続きます。タイムを狙って走るなら、ここからしっかりギヤを上げていきたいところ。ファンライドで景色を眺めながら走るなら、「一合目」「二合目」看板を過ぎて、10.5km地点で現れる「樹海台駐車場」に立ち寄ってみましょう。駐車場から麓を見下ろす景色は開放感抜群です。

有料道路の富士スバルラインは、道路の設計がダイナミックで、見通しの良いストレート区間と、大きなコーナーの連続。休日は観光バスやタクシーも多く走りますが、数年前より海外の観光ツアー客も少ないのでサイクリスト的には走りやすい環境になっています。

終盤に向けた次のポイントは、17.2km地点の「大沢駐車場」。大きな180°ターンのコーナーにあり、富士山の頂がかなり近づいてきていることを実感できる地点です。ここを通過すると、残りは7km少々と終盤に入っていきますが、まだ先は長い!

終盤に向けて青空が広がりだし、いよいよ五合目へ

「四合目」看板ですでに標高は2000mを超え、左眼下に下界を見下ろすと随分と登ってきたことを実感できます。さて、終盤の難所はここから21km地点の「奥庭自然公園」まで。この区間さえ乗り越えれば、あとはフラット基調でスピードに乗って颯爽と走り抜けることができます。富士山山頂を望みながら最終盤のハイライト区間を楽しみましょう!

終盤ラスト3kmは平坦基調のスピード区間。唯一、ゴールの五合目駐車場に向けては500mほどの急勾配区間なので、最後の頑張りどころ。標高2305mのゴール地点まで、全長24kmのヒルクライムルートは、ファンライドからタイムアタック的な走りまで走りの楽しみ方も幅広い点が魅力です。

<富士スバルラインのトレイ・売店情報>
0.6km 料金所(トレイあり) 3.5km 一合目下駐車場(トイレあり)
10.6km 樹海台駐車場(トイレあり)
17.3km 大沢駐車場(トイレ・売店あり)
21.5km 奥庭駐車場(トイレ)
24km 五合目駐車場(トイレ・売店あり)

五合目限定の自転車御守りを手に入れる

富士スバルラインは、ゴール後にもお楽しみがあります。サイクルラックにバイクを駐輪したら、まずは富士山雲上閣で「自転車安全御守」(各種880円)と「オリジナルサイクルステッカー」(各種400円)をゲットしよう。

富士山めろんぱんとSUBARUサイクルラック

さらに、ローターリー向かいにあるあまの屋の「富士山めろんぱん」(1個300円)もオススメ。焼きたてのサクサク食感の三角型生地に、本格ココアとホワイトパウダーで富士山を模したメロンパンは大人気。

なお、こちらに設置されているサイクルラックをよく見ると、SUBARUの刻印が目に留まります。じつは、SUBARUのテストコースがある北海道美深町の間伐材を使用しているそうです。こんなところにもSUBARUとの思いがけない出会いがありました。

お店の裏側に回ると、現在の富士山の原点とされる小御嶽を祀る「富士山小御嶽神社」が鎮座しています。せっかく五合目まで走り切ったら、ぜひ訪れてみてください。

サイクリストなら人生で一度は走っておきたい日本の象徴の富士山を駆け上がる絶景ヒルクライムルート。SUBARUで行く絶景ロードシリーズ、今回は富士スバルラインをご紹介しました!

これまでの「絶景ロードを走ろう!」シリーズ

しまなみ海道編
https://members.subaru.jp/with/cycle_fan_club/ride/ride31/
乗鞍スカイライン
https://members.subaru.jp/with/cycle_fan_club/ride/ride29/
磐梯吾妻スカイライン
https://members.subaru.jp/with/cycle_fan_club/ride/ride25/

日向涼子さん(モデル&サイクリスト)

広告モデルとして活動する一方で、趣味のサイクリングが高じて、2010年からロードバイクを始め、長年にわたり自転車関連のTV番組、サイクリングイベントにゲスト出演。Mt.富士ヒルクライム大会にも通算5度参加。サイクルツーリズム関連の講師や策定委員等を務める。専門誌でヒルクライムをテーマにした連載をもち、書籍に「<坂バカ式>知識ゼロからのロードバイク入門」「日向涼子のヒルクライムナビ」など。
https://cycle-concierge.jp
http://ryokohinata.com

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