SUBARU KIDS & JUNIOR CYCLE CLUB

リレーコラム#02 鈴木 真理さん「改めて子供の可能性に驚かされました」

アテネオリンピック、ロードレース日本代表。シマノレーシング、ブリヂストンアンカー、宇都宮ブリッツェンなど国内の強豪チームに所属し、輝かしい成績をあげたレーサー鈴木真理さん。現在、未来を開く子どもたちの育成に力を入れている彼が考える「子供と自転車」とは――。

「まだ引退したわけではない」

「今レースには出ていないのですが、引退したわけではないんですよ。2017年に脚に血栓ができる病気にかかってしまって・・・。治療と選手活動の両立は難しいので、今は治療に専念して身体を治した後、改めて引退レースに出たいと思っています。当然そのレースでは勝ちにいきますよ(笑)」

治療に専念するとはいえ「自転車で何かがしたい」という思いから宇都宮ブリッツェンの小学生スクール「ブリッツェン☆ステラ」で指導を始めました。

▲宇都宮ブリッツェン時代の鈴木さん

「正直、これは自分の仕事ではない、という気持ちもありました。でも教え始めてみたら、考えが変わりましたね。改めて子供の可能性はすごいと感じています! 選手時代にも1日限定で指導はしたことがありましたが、長期的に子供の指導をしたことがなかったんですよね。長いスパンで子供を見ていく面白さにも気付かされ、この仕事は本当にやりがいがあると感じてしまいました」

現在、鈴木さんが指導するのは、小学4~6年生の子供たち。この年代は「吸収力が素晴らしく、怖さがないし、思い切りがある」という。このころから育てていくことで、世界最高峰のロードレースと言われるツール・ド・フランスで優勝する選手を生み出すことも夢ではないと語る。

「大学生を指導したことがありますが、あの世代から教えても世界で活躍する選手は生まれてこないと感じていました。でも小学生のころから、しっかり基礎体力と自転車テクニックを教えていけば、(世界で活躍する選手を生み出すという)夢は決して夢ではないと考えています。でも、体力とテクニックを身につけるといっても、強制してはいけないですし、楽しみながら身につけることが大切。言うのは簡単ですが、実際楽しませるのは簡単ではないですよね(笑)」

子供が自然に楽しく身体を動かして、それが自転車にも役立つ。そのためには、あえて自転車から離れて、トレーニングとして「鬼ごっこ」などの遊びを取り入れることもあると言います。

「基礎能力を付ける為には人間本来の動きである二足歩行でのトレーニングを、自転車に乗らず行い基礎能力を高めますが、集中力もそんなに長くは続かない。遊びの中で陸トレやサイクリングが楽しいと子供自身が思うことが大切だと思っています。階段の上りを競争したり、ミニハードルを使ったりもしていますが、このときに脚を速く動かすことができる子供はやはり自転車のセンスがあると思います。脚を速く動かすことができれば、自転車でも他のスポーツでも通用するでしょうね」

小さいころはぜん息で思うようにスポーツができなかった

若くしてロードレースの世界で活躍してきた鈴木さんですが、子供のころはぜん息だったせいもあり、運動は好きなのに運動する事ができない日が多かったそうです。

「当時の多くの男の子はそうだったと思いますが、とにかく“乗り物”が好きでした。うちの親が買ってきたロードバイクに夢中になったのが小6くらい。スポーツというよりも乗り物に乗って遠くに行く感覚が楽しかったのかもしれないですね。

大人になってからはクルマにも夢中になりました。特にロードレースは移動が当たり前の世界。偶然ですがシマノ、ミヤタ、ブリッツェンと、チームカーはすべてSUBARU車。長距離の移動の時間が楽しめたのは、いい思い出ですね。レガシィーを使うことが多かったのですが、自転車の後輪を外さなくてもラゲッジに入れられたところも、すごく使い勝手がよかったのを覚えています」

現在は年間約100回、子供の指導を行う多忙な毎日。思うようにいかないことも多くあるが、自分が走っているときと同じように充実しているそうです。

大人ができないことも子供ができてしまう

「競輪場や閉鎖された駐車場で横2列になってのコーナリングなど、大人のプロ選手がやってもできるか分からないテクニカルなことを子供は平気な顔してやってしまう。怖くて自分もできないかもしれない(笑)。いつも驚いていますし、将来が楽しみだなと夢を抱いてしまいます」

かつては無我夢中で優勝することを目指していた鈴木さん。でも今は子供たちの成長を願い、子供たちの勝利を望み始めている。もちろん、まだ走ることはあきらめていない。

鈴木真理さん
1974年神奈川県出身。10代のころから実業団のロードレースに参戦。全日本選手権、アジア選手権の優勝など数々のビッグタイトルを獲得する。2004年にはアテネオリンピックに出場。現在は宇都宮で子供の指導を行う「TRUTH BIKE(トゥルースバイク)」を設立し、世界で活躍する選手の育成を行っている。

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