いよいよ冬の星空が本格シーズンとなりました。冬の星空の特徴といえば、一等星の多さといえるでしょう。地球から観測できる一等星20数個のうち北半球に住む私たちは7つも観ることができます。そして何より「すばる」が一晩中輝く季節です。
また今回はすばる星空倶楽部の監修を務める株式会社ビクセンの星空案内人®、重信修さん、通称SAMさんが一緒に星旅へ参加していただきました。それでは、冬の星空の愉しみ方を教わっていきましょう!
今回の星空ドライブは千葉県山武郡横芝光町。太平洋の大海原を眼の前にした名勝地、九十九里浜にあります。夏は海水浴客、マリーンスポーツの聖地として関東一円からたくさんの方が訪れます。冬はそうです! 星空の美しい場所なんです。
朝晩の寒さは厳しくとも、日中は暖かい九十九里浜。昼食は地魚! と言いたいところでしたが、スバルオンラインショップで、使い勝手の良いランチボックスを購入したのでお弁当を用意してきました。外で食べるご飯は本当においしいですね。
軽量で丈夫な、コンテナタイプの2段式ランチボックス。ピクニックやアウトドアシーンにも映えるコンテナタイプのランチボックスです。
ボディのネイビーは色合いにこだわり、白い留め具のワンポイントがかわいらしい仕上がりです。食洗機もOK。
日本中の星空スポットを知っているSAMさんがご紹介してくださったのは横芝光町にあるコテージ&ペンションNANJA MONJA。横芝光町は星空が美しく観賞しやすいスポットがいっぱい。2019年にはこの町を舞台に千葉スバルさんとVixenが星空観賞会を共催されています。
じつはSAMさんは天体望遠鏡で有名な光学機器メーカーVixenとSUBARUをコラボレーションさせた仕掛け人の1人。というとやり手のスーパー営業マンを想像してしまいますが、ご本人いわく「違います(笑)。ただのSUBARU好き」ですとのこと。ほぼ1年中、日本各地で人々に星を観せるお仕事をされています。
重信修さんことSAMさん。SUBARUは初代インプレッサ以降7台乗り継ぎ、アウトバック2.5i L.L.Beanエディション(CBA-BP9) &ステラ リベスタ。L.L.Beanエディションには10数年大切に乗り続け、アウトドア雑誌やカートピアに何度も登場しています。
今回の星空スポット NANJA MONJA はスポーツに釣り、バーベキューや露天風呂が愉しめるリゾート型のコテージハウス。気候の良い九十九里浜なら一年中楽しめそうです。
1LDKのパークコテージ。清潔で木のぬくもりが伝わる空間です。大きな窓に映る景色が外国みたいです。
テニス&フットサルコート。2020年にリニューアルとしたばかりできれいです。
横芝光町の星空を見せたいとオーナーがつくった露天風呂。広々としてくつろげます。
テラスではバーベキューが愉しめます。アメリカンBBQグリルがまたおしゃれです。
ご当地ブランド「東の匠SPF豚」のスペアリブ。アウトドアライターでもあるSAMさんが焼いてくださいました。すっごく美味しかったです。
美しく刈り込まれた芝生の広場。ご厚意でクルマ入場させていただきました。※通常は進入禁止
SAMさんは天体望遠鏡のアイピース(接眼レンズ)を低倍率に替えて導入。せっかくですので、 NANJA MONJAのオーナー奥様にすばるを天体望遠鏡で覗いていただきました。
「えっ、あそこに見える小さい星の集まりがこんなふうに見えるの?」と奥様。
「そう。すばるというのは日本語の古語で“統べる”、“ひとつにまとめる”という意味です。小さい星が数珠玉のようにまとまって見えるからそう呼ばれてきたんです」とSAMさんは解説してくださいました。
抜群の剛性と安定性で人気のポルタII経緯台は簡単な操作で直感的に扱える天体望遠鏡システム集光力に優れる口径130mmの反射式鏡筒を搭載しています。すばるなどの星団や星雲など、淡い天体の観測に威力を発揮します。
ちなみに、NANJA MONJAさんでは、BBQの際にオプションでこの地域のブランド牛の注文も可能です。「九十九里オーシャンスタービーフ」「若潮牛」「しあわせ絆牛」の3ブランドの中から、その日にベストと思えるブランド牛をセレクトしていただけます。私たちは、この日、“おうし座のすばる”に乗っかって注文してしまいました!肉厚で贅沢でした~。
NANJA MONJA で撮った星空のタイムラプス。すばるとオリオン座が上がっていくのがわかります。
興が乗ってきたところで、九十九里浜の木戸浜まで愛車を走らせました。NANJA MONJA から木戸浜までクルマで5分ほど。轍の深い砂の駐車場もなんのその。AWDの安心感がありがたいです。
海辺に出ると冬の大三角が上がってきました。
見てください。海の上、東の空を上がり燦々と輝く冬の一等星たちを。本当に見事ですね。
「オリオン大星雲は星が生まれようとしている星間ガスの密度が濃いところなんです。次にすばるは生まれたばかりの若い星々で青白い。それからリゲル(白)、プロキオン(白)、ポルックス(黄)、アルデバラン(オレンジ)、そして恒星としては晩年のベテルギウス(赤)があります。冬の星空は星の一生を肉眼でたどることができるんですよ」
とSAMさん。私たち人間の一生とは気が遠くなるくらい時間の単位が違いますが、恒星も生まれては消える命のサイクルがあるのだとわかりました。
星の一生のお話を聞いたら居ても立ってもいられず、夜明け前にふたたび木戸浜へ来ました。東方向に海が見える九十九里浜はまさに日の出スポット。
ご来光を浴びるとなんだかエネルギーが湧いてきました。太陽が再生の象徴とはよく言ったものです。
「なんか少し心が疲れたとき、星空は心がスーッと広くなるような気持ちを与えてくれます。一方で太陽は私たち太陽系の元気の源。よしやろう! という気持ちにさせてくれますね!」
とSAMさん。年末の慌ただしさから開放された年末年始のお休みは、星空を観て心を落ち着かせ、初日の出に元気をもらってみませんか。
海の駅九十九里
採れたての野菜や片貝漁港直送の鮮魚がある直売所、新鮮な魚介を使った九十九里の郷土料理を食べられるレストラン、いわし漁で栄えたこの町の文化や歴史を知る事ができる「いわし資料館」などがあります。
屋形海岸
横芝光町の屋形海岸と木戸浜一体ははアカウミガメの産卵地の北限であり、浜に注ぐ栗山川は鮭の遡上する川の南限と言われています。黒潮と親潮が交差する九十九里は多様な自然の営みを見ることができます。
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