本取材はコロナウイルス感染拡大予防対策を徹底した上で実施しました。星空観賞等で外出をされる場合は、国や各地方自治体の感染拡大予防ガイドラインをご参照ください。
爆買いといえば、インバウンドでやってきた中国人の皆さんが銀座や秋葉原で高級化粧品や電化製品を大量に購入することを指していました。しかし現在は我々日本人が国内旅行でご当地ものを爆買することがひそかなブームになっているようです。それも高級品や電化製品ではなく「ご当地もの」。ふるさと納税の返礼品で「おおっこれは!」に出会ってしまった人々が、今度は「ご当地行って買っちゃおう」というムーブメントが起きているのではないでしょうか。
今回、我々すばる星空倶楽部が目星をつけたのは茨城県鉾田市。ここ十数年、農業産出額の野菜部門で不動の1位に輝く野菜の王国です。
鉾田市は温暖で耕作面積が広く、大消費地の首都圏に近いため近郊農業が発達しました。高速道路を利用すれば東京から90分程度で行けてしまうのもポイントです。
そして今回の観賞対象は月。枕草子で「夏は夜。月のころはさらなり、」と書かれているように、夏の夜は趣きのある世界です。月は天体としても魅力的ですが、月灯りに照らされた風景もまた美しいんです。
それでは行ってみましょう!
東京恵比寿を出てあっという間に現地へ到着。隣りの大洗町の砂浜では4WD限定で砂浜を走ることができるので(有料)、まずは砂地走行を楽しんできました。
我らがSUBARUといえばシンメトリカルAWD。しかも今回の星空車は FORESTER Advance、X-MODE 搭載車です。今さらですが X-MODEとは、走破性と安心感を高めるスバルの画期的なAWD制御システムです。
砂地や雪道、ぬかるんだ悪路などでタイヤが空転すると、瞬時にシステムが介入し、車輪やブレーキ、エンジンやトランスミッションを統合的に制御して、悪路の走破性を高めてくれます。当日は、海水浴シーズンとはいえ平日、しかも曇りだったので海水浴客はほぼゼロ。気兼ねなく走らせてもらいました。混雑時はもちろんダメですよ。
砂遊び? を満喫して向かったのは鉾田市にあるグランピング施設「隠れ家四季の月」。名前がいいですね。太平洋に面した自然を愉しめる場所でありながら、ドームテントが2張りのみとプライベート感があります。2張りとも予約して貸し切り状態でキャンプ女子会を楽しまれる方々もいるとのこと。
それでは男子4人(おっさん2人+若者+カメラマン)がキャッキャッしているスナップをご覧ください。
花柄のベッドとシャンデリア。アロマの香りが漂います。「子どもの頃、クラスの女子の部屋へお呼ばれしたときよりビビりました」とおっさんA。
ドレッサーに可愛いクッション。「思わず眉毛を整えちゃいました」とおっさんB。
夜は雨予報なので、曇りのうちに天体望遠鏡講座。数日後、月観賞を行いました。※後ほどご紹介
地元産の野菜とお肉でバーベキュー。今どきはおっさんが若者をもてなします。
可愛らしい照明が優しく包むテントサイト。霧雨が煙って幻想的です。
きれいなお風呂やトイレ、サウナと設備が充実して本当に快適でした。
翌朝は雨も上がり、採れたて新鮮野菜を目指してドライブスタート。直売所へ行くと開店前から長蛇の列。さすが鉾田市民。野菜は朝採れがいちばん美味しいことを熟知しています。
夏はウリ科がたくさん実ります。前夜のバーベキューではかぼちゃが甘くて最高でした。
オーガニックのバジルが驚異の安さと量。「帰宅後、ジェノベーゼソースをつくりました」とおっさんA
今回の戦利品。東京の事務所へ戻ると女性スタッフが新鮮さと安さに興味津々。みんなで分けて美味しくいただきました。「休日、クルマばっか乗ってても、こういうの買ってきてくれるなら嬉しいわ」と女性スタッフが独り言。
スバリストの皆さま。この独り言をゆめゆめお忘れなく(笑)。
日を変えて星空観賞に再チャレンジ。見渡すかぎりのサツマイモ畑でお月さま観賞です。月灯りって、こんなに明るいのですね。機会あれば月夜のドライブでふとクルマを止めてみてください。
天体望遠鏡を使えばこちらの写真のような解像度で月を観賞できます。
俳諧の世界では、夏の月は涼をとる意味で使われるそうです。炎天下の昼に比べれば、空の晴れた月の煌々と照る夜は放射冷却で冷やされ、涼やかに過ごすことができるからでしょうか。
鉾田市のような海のある地域は、夜に陸風が吹いて気持ちがいいです。涼を求めて星空ドライブするのも一興ですね。月をずっと見ていたら鉾田市名産のスイカが食べたくなりました(笑)。
天体望遠鏡や双眼鏡、顕微鏡などの接眼部にスマートフォンを装着するためのアダプターです。月から微生物の撮影まで、スマートフォンカメラで手軽にお楽しみいただけます。3方向(X、Y、Z軸)の微動調整が可能。優れた操作性でスムーズにカメラ位置を合わせることができます。
いかがでしたでしょうか。With コロナの暮らしはまだ当分続きますが、人混みではなく夜の自然の中なら、月や星を観ながらマスクを外してちょっとした息抜きができます。今回はいつもデスクワーク主体のおっさんスタッフを連れ出しましたが、「やっぱ定期的に自然と触れ合わなきゃてけないね」と感想をいただきました。クルマは人を自然にいざなう道具でもあります。この夏はSUBARUオーナーの皆さんが素晴らしい自然と触れ合えることを祈ってこのレポートを終わりに致します。どうぞ、良い夏を。
今回の旅で見つけたスポットです。
快水浴場百選に選定されている遠浅で、家族連れに人気です。障害を持った人でも安全に海水浴が楽しめるように水陸両用の車椅子の無料貸し出しや、専用駐車場、更衣室なども完備されています。さらに、日が落ちると近隣の大洗マリンタワーから海岸線を彩る美しいイルミネーションが光の海に変ります。
鉾田市にあるJAの直売所。地元で採れた野菜を中心に、県内の果物や精肉なども販売しています。
太平洋に面した丘の上に鎮座。波が洗う海岸に建てられた「神磯の鳥居」は初日の出で有名。
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