すばる星空倶楽部

SUBARUのある星景

SUBARUのある風景

本取材はコロナウイルス感染拡大予防対策を徹底した上で実施しました。星空観賞等で外出をされる場合は、国や各地方自治体の感染拡大予防ガイドラインをご参照ください。

今年もすばるの季節がやってきました。

秋深まり、今年もすばるの季節がやってきました。なぜ私たちすばる星空倶楽部が「すばる(プレアデス星団)」にこだわるのか。読者の皆さんはもうご存知ですね。そうSUBARUの]六連星(むつらぼし)のエンブレムがすばるにちなんでいるからです。

今年もすばるの季節がやってきました。

六連星のエンブレムの誕生に国立天文台の協力があった!?

1958年のSUBARU360から取り付けられている六連星エンブレム。このエンブレムを作るにあたってSUBARU360の開発者やデザイナーたちは、富士重工業三鷹製作所(現SUBARU東京事業所)に隣接する東京大学東京天文台(現在の国立天文台)を訪問し、星の専門家の意見を参考にしました。星の配列や等級が分かる星図や写真を持ち帰って正確な位置や明るさに基づいてデザインしたのです。現在のエンブレムはだいぶディフォルメが進みましたが(笑)、初期のエンブレムはけっこう忠実に再現されていたんです。
そういうわけで、今回の星旅は六連星エンブレムにゆかりのある国立天文台からスタートします。


見学もできる! 近代日本の天文観測史が詰まった国立天文台。

国立天文台

国立天文台は世界最先端の観測施設を持つ日本の天文学のナショナルセンターです。日本の天文学研究を推進する研究機関ですが、じつは敷地内には大正時代の建物が今なお残る文化財の宝庫でもあります。
明治期に設立された国立天文台の前身である東京天文台は港区麻布にありました。ところが東京の市街化が進み街灯が増えて夜空が見えにくくなったため、郊外の三鷹に移転しました。

国立天文台

国立天文台

1926年に建造された大赤道儀室は天文台歴史館となって見学が可能。ドームの中にある65センチ屈折望遠鏡は、屈折望遠鏡として日本最大の口径を誇ります。主に星の位置測定を行ってきましたが、1998年3月に研究観測から引退しました。六連星エンブレムのモデルになったすばる(プレアデス星団)も観測したことがあるかもしれませんね。

国立天文台


三鷹市にはSUBARU総合スポーツセンターがあります。

SUBARU総合スポーツセンター

三鷹市には公益財団法人三鷹市スポーツと文化財団が運営するSUBARU総合スポーツセンターがあります。中島飛行機や富士重工の時代から、地域とつながってきたことが伺えます。


STIギャラリーを表敬訪問。

STIギャラリー

三鷹へ来たらここを素通りするわけにはいきません。SUBARUのモータースポーツの殿堂、STIギャラリーです。WRC、ニュルブルクリンク24時間レース、SUPER GTと熱き走りを繰り広げてきたレジェンドカーがここで展示されています。

IMPREZA STIの輝かしい名車が並びます。手前はWRC3連覇を達成したImpreza World Rally Car 97のロードモデルであるIMPREZA 22B STI version(1998年販売 300台限定)

SUBARU BRZ GT300 SUBARU BRZ GT300の2022年仕様のレプリカ。2021年に念願のシリーズチャンピオンを獲得したことにより、ボンネットのデザインにゴールドが配色されています。

焼き鯖寿司と越前そば

米国向け専用モデルのS209。最高出力は歴代STIモデル最高となる341hpを達成。(2019年発売 209台限定)


STIギャラリーの魅力を尋ねました。

接遇して頂いた眞下義明さんにギャラリーの魅力を尋ねました。
「展示しているクルマのほとんどが実車です。たとえばこの1993レガシィRSニュージーランド・ラリーはWRCで初優勝したときのクルマですが、シートはコリン・マクレーのドライビングポジションに設定されたままなので、来館者はコリンの座った感覚を実感することができます」
皆さんもWRCカーや、STI渾身の Sシリーズの名車の座席にぜひ座ってみませんか。

雲の切れ間から満月が


三鷹市の星空観賞スポットへ向かいました。

雲の切れ間から満月が

三鷹市、調布市、府中市をまたぐ武蔵野の森公園に訪れました。ここは都心近郊で星空観賞がしやすいスポットの1つ。空が開けているのは調布飛行場が隣接しているからです。東京都内でこれだけ空が開けている場所は、同じく飛行場由来の昭和記念公園ぐらいではないでしょうか。取材当日は本降りの雨で星空観賞はできませんでしたが、駐車場も充実しているので、ぜひ星空ドライブへお越しください。

双眼鏡の構えをおさらい。

ところでアドバイスを1つ。すばるをじっくり観賞したい方におすすめなのが双眼鏡です。明るいレンズを配した6〜8倍のほどよい倍率の双眼鏡を覗くと、宝石が散りばめられたようにすばるが見えます。また双眼鏡は両目の視差による「浮き上がり」効果が得られるため、星空観賞だけでなくモータースポーツ観戦などにもうってつけです。構えは脇を締めて双眼鏡本体の前部をしっかり持ち、目隔に合わせて調節。眼を1センチ程度離してからピントを合わせましょう。

CELESTRON 天体望遠鏡 StarSense Explorer LT 80AZ

Vixen 双眼鏡 アルテスJ HR8x42WP

Vixen 双眼鏡 アルテスJ
HR8x42WP

ハイエンドモデル双眼鏡「アルテス」の極めて優れた光学性能を継承するとともに、使いやすさ、持ちやすさにこだわり、デザイン性の高い機能美を追求した双眼鏡「アルテスJ」。人の手により、一台一台正確な光軸調整を行い、レンズの視野が極めて高いレベルで安定するため、長時間の観察でも目が疲れにくく、はっきりと対象をとらえることを可能です。

詳しくはこちら

2022年11月8日は皆既月食でした。

中秋の名月 雨天の観賞断念の代わりといってはなんですが、11月8日の皆既月食の日に観た、月、富士山、すばるの1枚をお届けします。星空倶楽部の事務局員がプライベートでふもとっぱらキャンプ場へ行った際に撮影したものです。通常、満月の日にすばるを観賞するのは難しいのですが、皆既月食で空が暗くなったため月があんなに近くにあるのにすばるが写っています。

来月こそはすばるを….!

今月もレポートご覧頂きありがとうございました。来月こそは撮れたてほやほやのすばるをご紹介するつもりです。ご期待ください! (天のことわりに、人事の限界はありますが….笑)

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