本取材はコロナウイルス感染拡大予防対策を徹底した上で実施しました。星空観賞等で外出をされる場合は、国や各地方自治体の感染拡大予防ガイドラインをご参照ください。
ドライブがいちばん愉しい季節になりました。これから梅雨入りまでのわずかの間ですが、日本列島は大陸性の乾燥した温暖な揚子江気団が張り出すため、五月晴れのさわやかな天気に恵まれます。ドライブだけでなくスポーツやキャンプといったアウトドアアクティビティもオンシーズンです。
今回はソロキャン道具を積んで愛車に乗って出かけました。
目的地は千葉県いすみ市。街明かりが比較的少ない古き良き田園風景が残るところで、星空ファンのあいだで有名な星空観賞スポットがたくさんあります。今回はキャンプ場で観賞予定ですが、いすみ市内の星空スポットも紹介するのでぜひお愉しみに。
またいすみ市は地域の食材が充実した場所でもあります。キャンプでは市内の鮮魚店で購入した地魚を戴きました。肉料理に食傷気味のミドルエイジの皆さんには嗜好を変えたキャンプ風景を愉しんでもらえるでしょう。
まずは道中、いすみポッポの丘へ。じつは一昔前までクルマ会社で鉄道ネタ、鉄道会社でクルマネタはご法度でした。交通手段としてライバル関係だからです。しかしSUBARUだけはその法度が昔からありませんでした。なぜなら富士重工時代の2004年までJRや東武鉄道の鉄道車両をつくる鉄道メーカーだったからです。SUBARUの乗り物に対する造詣の深さを今さらながら感じます。
いすみポッポの丘では、いすみ204と国鉄24系客車という富士重工製造の鉄道車両が展示されています。鉄道ファンのみならずSUBARUファンにも聖地になって欲しい場所でした。
いすみ市のステキなところは市を挙げて星空観賞を愉しんでいることでしょうか。この荒木根ダム(集合場所は隣接する「いすみふるさと憩の家」)で定期的に星空観望会が開催されています。風のない夜であれば荒木根ダムの湖面に映る星空の撮影も可能。平日でも新月期は関東各地から星空写真の愛好家が訪れるスポットです。
続いての星空スポットは津々ヶ浦です。星景写真に興味のある方は3月から6月の週末深夜にこちらへ来てみてください。東の太平洋から上がる天の川を狙ったカメラがずらりと並びます。
そうそう、その際に可能ならヘッドライトを落としてポジションライトにし、徐行でご入場を。
その際は、暗闇に目が慣れていないため危険なため、周囲を確認することをお勧めします。
今回、キャンプ場は丘陵から星空観賞が期待できる大原上布施オートキャンプ場。狙い目は22:30の消灯後です。キャンプ客の迷惑にならないよう静かにじっくり星空を眺めたいものです。
今回、#スバコミ事務局員は持ってきたテントを立てず、タープだけでキャンプです。もう暖かいじゃないですか。寝る際はコット。天気が悪くなったら愛車の中で寝ることにします。
撤収もラク。何より愛車を身近に感じられる。ちょっぴりロンリーなソロキャンには愛するものがそばにいて欲しいものです(笑)。
天体望遠鏡をVixenさんからお借りしてきました。いつもありがとうございます。このCELESTRON 天体望遠鏡 StarSense Explorer LT 80AZ はすばる星空倶楽部でも何度かご紹介していますが、星空の導入がとても面白いんです。シンプルなつくりながらIT感が高いのでワクワクします。
専用アプリ「StarSense Explorer」をダウンロードしたスマートフォンを天体望遠鏡に装着して撮影し、スマートフォン画面を見ながら観測したい天体を探せる機能が最大の特長です。ゲーム感覚で天体探しを楽しめます。
いすみの大原漁港といえばタコが名産です。地ダコを地元露地栽培のルッコラ、塩、レモン果汁、オリーブオイルで食べました。タコとルッコラの香りがマッチするんですね。美味い!☆☆☆
続いては地元鮮魚店の女将イチオシ、キンメのひらき天日干し。海町特有の塩っけの強さも気にならないくらい旨みたっぷり。脂が炭に落ちて燻されると、燻蒸香がついて美味しさがアップします。☆☆☆☆
最後は地物のカツオとイサキの刺し身を惜しみなく盛った出汁茶漬け。星空観賞で冷えた体にはもってこいなんです。ごはんはコンビニのおにぎりでお手軽に☆☆☆☆☆
さて。ここまで引っ張りましたが、取材日の夜は分厚い雲に覆われて夜半からは小雨がちらつきました。こう言っちゃなんですが、星空キャンプは星が見えなくても愉しめるからオススメなんです。
天気予報アプリを見ても翌朝まで天候回復は望めないので、残していた地アジをたたいてなめろうを夜食にしました。
こうなったらイヤホンをして誰にも邪魔されずNBR観戦です。2022年のリタイアから、引退を考えたという辰己チーム総監督の諦めない気持ちを引き締まる想いで見守ります。トラブルはあったもののSUBARU WRX NBR CHALLENGE 2023 の爆走にご満悦な夜でした。(翌朝のガードレール接触とマシントラブルで愕然としましたが。巻き返しのクラス2位完走おめでとうございます)
翌日は都内に戻って#スバコミメンバーとツーショットオフ会です。ジャスミングリーンのボディ輝くフォレスターSJ系がさっそうと登場しました。おおっ。フロントにUSスバル純正のバグガードが装着されているではないですか!? グリルもシックなブラック調に替えられています。オシャレをよく知っている只者ならぬスバルオーナー登場の予感です。
オーナーのNさんは免許取得時に運転したのは実家のお父様が乗っていたのが初代レガシィ。運転のイロハを初代で覚え、初めてご自分で所有されたのが2台目レガシィBG系。ツーリングワゴンタイプで一世風靡した名車です。その後、3代目のレガシィのワゴンタイプを2台乗り継ぎ、4代目のレガシィが出たときからOUTBACKを3台乗り継がれます。その後、BRZの姉妹車トヨタ86を乗り、インプレッサWRXで復帰、そして現在のフォレスターSJ系に落ち着かれたそうです。86(製造はSUBARU)を加えれば30数年でSUBARUを10台乗り継いだオーセンティックなスバルオーナーではないですか。
主にワゴン系を乗り継がれたのは趣味のスキーが大きかったそうです。「結局、一度も大きな事故は起こさなかった。雪道でスタックすることはないし、安全への信頼。それに尽きる」とNさん。フォレスターからEyeSight搭載車に乗り、プリクラッシュブレーキで3度助けられたそうです。
お連れ様とはドライブ旅行でいろんなところへ出かけられるとか。独りでもスキーに釣りに多趣味なNさんですが、「私はキャンプやってみたいし、次の星空ツアーにも応募してよ」とお連れ様。どうやらNさんの趣味はまだまだ増えそうです。「ワゴン系スバリストの方って多趣味の方が多いですからね」とお伝えすると「これ以上増えるのか〜」と破顔一笑するNさんでした。
#スバコミ事務局員が別日に星空を撮ってきました。さすがボウズとはいきません。
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