すばる星空倶楽部

SUBARUのある星景

SUBARUのある風景

#スバコミメンバーとちいさなオフ会的観賞会

いよいよ梅雨の季節となりました。星空とは相性の悪い時候です。じつは梅雨の初期ぐらいだと五月晴れの名残があるのでけっこう晴れる日もありますが、今年は初手から台風の影響によって激しい豪雨がありました。気候変動でしょうか。星空を観賞できる持続可能な自然環境を守っていきたいものです。

そんな梅雨の晴れ間を見つけて、今回は#スバコミ事務局のTwitterで募集した皆さんと、少人数で星空観賞会を開催しました。少人数ながら天体望遠鏡メーカーのVixenから星空のナビゲーターをお招きして、天体望遠鏡と双眼鏡を使った本格的な観賞会を開催しました。
集まった皆さんは生粋のスバリスト。星待ちの間にたくさんスバル談義に花を咲かせました。
今回はそんなのんびり緩やかな(いつもそうかも…)星空ドライブへ行ってみましょう!

星空の舞台は展望台の宝庫、埼玉県の荒川上流域。

甲武信岳を源流として埼玉県を時計回りにぐるっと流れる荒川。その上流域は東に外秩父産地、南と西に奥秩父山地が連なり、関東地方ではめずらしく北に向かって流れます。この荒川の東岸、外秩父山地は展望台の宝庫。いろんなポイントで空を見渡せるんです。
そして展望台ということは….、そうです。星空観賞にもってこいの場所ということになります。今回はそのうちのひとつ、美の山公園を星空観賞スポットに選びました。


星空観賞スポットに向かう道中のオススメ観光地をご紹介

埼玉県立 川の博物館

都内から関越道に乗って約40分。花園インターで降りると荒川沿いに埼玉県立 川の博物館があります。地域材の西川材でつくった木製の大水車や、荒川の大模型がみどころです。親水をテーマにしたプールがあり、小さなお子さんが元気に遊べます。親子連れにはピッタリのスポットですね。

いすみポッポの丘


秩父地方の名所、長瀞の岩畳!

長瀞の岩畳

舟下り

続いてのスポットは観光名所、長瀞の岩畳です。この岩は約8,500万年前〜6,600万年前にできたとされ、その後、日本列島が誕生した後に荒川の侵食によって露出しました。現在は穏やかな瀞場(とろば)となり舟下りが楽しめます。駅から岩畳までの商店街も食べ歩きや地元名物が食べられる観光地となっています。

今回の星空観賞スポットは秩父の街を見渡せる美の山公園

目的地の美の山公園に着きました。快晴とはいきませんが、青空が見え隠れしています。どうやら星空を観賞できそうです。
この秩父の行き方について。東京から秩父へ行くには距離優先で狭山からR299の渓谷一本道を行くルート。夜間の星空ドライブであれば、それほど混雑しません。昼間の移動ならば今回の花園ICルートが向いています。美の山公園は秩父の市街地を通らないため日中に到着するなら花園IC経由がオススメです。

美の山公園


星待ちタイムはミニオフ会!

ミニオフ会 今回お集まりいただいたのは4台6名の皆さま。SUBARU星空ツアーのような200人超えの大々的なイベントではなく、近隣の都県にお住まいの方々と少人数で行いました。#スバコミは、参加者一人ひとりとお話しやすいイベントも大切にしていきます。イベントがスタートして間もなく、Vixenから参加者全員に双眼鏡をお借りし、眺望を愉しんでいただきました。

Vixen 双眼鏡 コールマンHR8×25WP

Vixen 双眼鏡 コールマンHR8×25WP

専用アプリ「StarSense Explorer」をダウンロードしたスマートフォンを天体望遠鏡に装着して撮影し、スマートフォン画面を見ながら観測したい天体を探せる機能が最大の特長です。ゲーム感覚で天体探しを楽しめます。


詳しくはこちら

夜の部が始まるまで、お話しをお伺いしました

某新聞の「私の履歴書」ではありませんが、スバリストには愛車たちとの人生劇場があります。とくにお父さん層には語るに尽くせぬエピソードばかり。語りましょう。オフ会とはそういう場所です!

まずは川崎市からS(インプレッサGT系)さん。なんと2019年にいすみ市で開催した星空ツアーに参加されていました。スバル歴は30年。初代レガシィのVZタイプRから始まったそうです。残念ながらVZタイプRは停車中に追突され大破したそうですが、その際にご自身はかすり傷一つなく無事だったとのこと。「シャシーの堅牢性を身をもって体験しました」とSさん。現在のインプレッサ STI Sportは大学生の息子さんと共用されているそうです。


続いて千葉市からお越しのH(レガシィアウトバックBS系)さん。キャンプがご趣味。千葉県内や富士山周辺に月イチで幕営されているとか。奥様とペットの猫ちゃんを連れて九州までクルマ旅に行かれたことも! 「ロングドライブが疲れにくい。シートを倒せばほぼフラットになるから、行動範囲が広がりますね」とHさんはグランドツーリング性能を強調。星景写真も嗜まれているそうです。


上尾市からご家族で参加されたT(レヴォーグVM系)さん。前々から奥様とお嬢さんが星空イベントに参加されたかったそうです。プラネタリウムや流星群を観賞されることもあるとか。「上尾の空は明るいので、秩父の暗くきれいな空を愉しみにして来ました」と奥様とお嬢さん。ワンポイントカラーを赤系ではなく青系でまとめたレヴォーグが素敵です。


最後は途中から駆けつけていただいた川越市のSさん(WRX STI EJ20 Final Edition VAF系)。お嬢さんが見事国立大学医学部へ進学されたため、私立大学からの入学金の返金を原資に購入されたそうです。それまでは我慢して、軽自動車を乗り継がれていたとか。「購入する際、歳なのでリアスポイラーはよそうかと悩んでいたのですが、このクルマならつけるべき妻と娘に背中を押されました」と恥ずかしそうに話されていました。秩父にはご家族と温泉に来られるようです。

*Sさんご提供


フォレスター STI Sport に試乗(運転は#スバコミ事務局員)

星待ちの間に、#スバコミ事務局員が運転するフォレスターSTI Sportに同乗していただきました。皆さんSTIチューニングのダンパーにびっくり。美の山公園内は車道にいくつか減速帯があるのですが、乗り上げる衝撃が少ないことに大変驚かれていました。「妻がフォレスターの購入を検討しているんで、今度スバルのお店行きます」という方もいらっしゃいました。

今回の参加者の皆さんはご家族を大切にしながら、湧き上がる愛車への情熱を温め続けたお父さん方です。昼間から顔を出していたお月さまに「どうかこのお父さんたちに星空を!」と#スバコミ事務局員はお願いしました。すると雲が開けていくではありませんか。


#スバコミメンバーが揃い、小さな鑑賞会がスタート!

夜の帳も降りて観賞開始。星を自動で導入する最新の天体望遠鏡にみんな驚いていました。天体望遠鏡でぜひ見て欲しいのが月面です。半月の時期は太陽光が月の横から当たるので、クレーターに影ができ、凹凸感を観賞できるだけでなく、特にこの日は僅かな時間だけ月面にとある文字が浮かび上がる、年に数回しかない特別な日です。また内惑星の金星も月と同じく半月状に、外惑星の火星は満月状に輝いていることを望遠鏡を通して確認できました。教科書って正しかったんですね(笑)。

星空をご案内したのはVixen企画部の新木義人さん。「雲が晴れて星空を観賞でたきのでよかったです。春の星座うしかい座の一等星アルクトゥルスとおとめ座のスピカも見れましたね」と新木さん。月面の文字「X」「V」は霞んで観賞できず非常に残念がられていましたが、スタッフが閉会後に撮りましたので、こちらでご覧ください(笑)。

もはや時代はクロストレックなんですが、月面にはXV。名前は変わってもSUBARUに縁のある月面を見にクルマを走らせる好奇心は、いつまでもあり続けたいものです。
「ふだん見れない星空が見えてよかった」「本格的な天体観測の説明を聞けたのは小学校以来」「スバルオーナーと話ができて有意義でした」と皆さん満足のようでした。よかった!

春の大曲線、絶賛夜空に。

梅雨の晴れ間にぜひ見ていただきたい春の大曲線。もうすぐ夏なんですが、北半球では北側に近いほど息長く観賞できます。アルクトゥルスの別名は麦星。麦秋のこの季節らしい黄金色の光を放ちます。スピカは真珠星。白く輝くからだそうです。

それではまた来月お会いましょう。

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