2019年5月19日(日)、全国からレガシィ、レヴォーグが集まるオフ会“レガレヴォセッションズ2019”が開催されました。レガシィ&レヴォーグの総エントリー数はなんと430台。国内のファンミーティングでも他に類を見ない規模のオフ会です。#スバコミは、昨年に続き普段は目にする事ができないような車両や最新車両の展示、開発者によるトークショーなどで7回目となるこのオフ会に協力させていただきながら、ファンの皆さんとの対話を通じて、その熱い想いをめいっぱい受け止めて来ました!
レガレヴォセッションズとは?
今年で7回目となる本オフ会。年々、参加台数が増え続け今ではキャンセル待ちの方もいらっしゃるとか。それだけ人気の高いオフ会といえます。
また今年は富士スピードウェイ西ゲートP15駐車場で開催されましたが、運営スタッフとボランティアの皆さんの尽力で安全でスムーズな入場と参加者皆さんの愛車が展示され、駐車場に壮観な光景が広がりました。
そんなプロ顔負けのイベント運営をされる主催者の広瀬さんにお話を伺いました。
広瀬さんにとってレガレヴォセッションズとは? 「レガシィとレヴォーグの魅力はなんといってもユーザー層の幅の広さ。走り系、シャコタン、上げ系、ラグジュアリー系、痛車、アメリカン、オフロード。こんなに乗り方の幅の広いクルマはありません。同じ型式、同じ系統のカスタムで集まれる愉しさだけでなく、違う乗り方をしている人のことも知ることができます。だから、参加者も若者から年配の方、女性やファミリー層まで気兼ねなく集まることができるんです」
そんな開放的でかつ整然とした、しかも400台を超える大所帯のミーティングです。統率を取るのはとても大変だと思われますが....?
「スタッフには本当に感謝しています。毎年重ねるごとにスキルが蓄積されて上がっています。初めての開催でこのようにはいかないでしょう。やはり仲間たちのおかげですね」
と広瀬さん。開催を支えてくれるスタッフに心から感謝されていました。
SUBARU(#スバコミ)からは車両展示とトークショーのおもてなし
レガレヴォセッションズは、クルマ愛と仲間との楽しい時間を共有する雰囲気に満ちたオフ会です。その想いに応えるべくSUBARU(#スバコミ)からは車両展示の他、商品企画本部長をはじめ、レガシィとレヴォーグの開発責任者、さらにはデザイン担当者を招いたトークショーを開催しました。
まず展示車両では、2010年代初頭のSUBARUのモータースポーツ活動を支えたレガシィ B4 GT300、日本のステーションワゴンに革命をもたらしたBG5(2代目ツーリングワゴン)カシミアイエローの2台のレアな車両を展示。そしてOutback 3.6リッター北⽶仕様⾞(6気筒)、発表されたばかりのLEVORG1.6GT-S Eyesight Advantage Line クールグレーカーキの2台、計4車種が会場に花を添えました。往年の車両に参加者皆さんの注目が集まる中、Outback3.6リッター北米仕様車(6気筒) EZ36エンジンに皆さん関心を寄せていました。
白熱のトークショー
トークショーではSUBARU商品企画本部 阿部一博 本部長を筆頭に、レガシィの開発責任者であるPGM(プロジェクトジェネラルマネジャー)を務める堀 陽一氏、レヴォーグのPGMを務める五島 賢氏、デザイン部からは雲野 裕紀氏が参加。開発秘話と今後の展望を語りました。
まず、午前中に開催されたレガシィのトークショーでは、90年入社の阿部本部長が初代の年次改良と2代目の設計に携わった思い出を披露。3代目レガシィ開発責任者の桂田 勝氏がよく口にした「不易」と「流行」という二律背反する要素の調和が、レガシィのものづくり、さらに「安心と愉しさ」というSUBARU全体のものづくり思想につながっていることを力説していました。
続いて堀PGMからは、北米で先行発売されるレガシィの評判について紹介。大きな変化の無かった外観については心配があったようですが、ふたを開けてみれば「これがレガシィ」との称賛の声が多かったとのこと。さらに4つのアピールポイントとして、11.6インチの液晶ディスプレイ、ターボエンジンの復活、内装デザイン、洗練されたSGP(スバルグローバルプラットフォーム)の乗り心地を挙げられていました。
一方、午後に開催されたレヴォーグのトークショーでは、五島PGMが日本市場を強く意識したクルマであることを力説。来月から発売となるF型について、雲野氏はボディ色のクールグレーカーキについて、「スーパースポーツカー市場ではアーミーカラーが全世界でトレンドです。昨年発売し、即完売したS208に採用したクールグレーカーキを、レヴォーグ向けとして満を持して投入しました。」と開発された経緯を紹介。
続いての質疑応答タイムでは、参加者の皆さんからレヴォーグの全幅1780mmを守ってほしいという声もある一方で、265mmタイヤを採用して欲しいとの声も挙がり多事争論の展開。これには五島PGMも「(車幅)1780と(タイヤ幅)265は両立できません(笑)」と叫び、会場の笑いを誘っていました。
SUBARU(#スバコミ)からは、じゃんけん大会とビンゴ大会のそれぞれに賞品を提供。
じゃんけん大会、ビンゴ大会では、協賛各社から豊富な賞品が提供されていました。#スバコミからは、参加者の皆さんに喜んでいただくべく、数々の賞品を提供しました。また、入会促進のチラシや最新の車種カタログをお配りしました。
ベストカー受賞者と愛車
SUBARUの中の人をうならせた、本日のベストカー受賞者と愛車をご紹介します。
ひらしー さん (千葉県)
愛車: BHE / D
(阿部本部長の講評)
車高を上げることを開発企画のポイントにしたランカスターを、敢えてローライダーにしているところに「やられた」感がありました(笑)。
岐阜レヴォっち さん (岐阜県)
愛車: VMG / C
(五島PGMの講評)
レヴォーグSTI SPORT の意匠を破綻させることなく、上質にカスタムされていました。つくり手として嬉しいですね。
ゆうじ@BC さん (岐阜県)
愛車: BC5 / A
(堀PGMの講評)
レガレヴォにあるべき原点の1台ですね。とても大切に乗られているのが伝わります。
タカレガ7 さん (静岡県)
愛車: BRG/D
(デザイン部雲野氏の講評)
相当いじられているのに、敢えてヘッドライトを純正に戻されていて、カスタム感のなかに絶妙なバランスがありました。
かっこいいです!
参加者が語るレガシィ・レヴォーグの魅力とは?
レガシィは、ライトバンをステーションワゴンに変えたクルマ。2代目レガシィは月に1万台売れたベストテンの常連で、レガシィでSUBARUを好きになった人も多いはずです。使い方によって、いろんなことができるクルマ。7代目を迎えるSUBARUのフラッグシップです。
レヴォーグは、長距離運転がとてもラクです。
毎年、パソコン作業を手伝ってくれるボランティアスタッフ募集しています。
使い勝手が良いクルマで走りも良い。雪道も強い!
ドロドロドロという排気音が好きです。
自分の手で修理やチューンを楽しみつつ、カスタムを年々進めていった結果、良い意味で乗り心地が悪くなりました(笑)。今日は地元の後輩たちと参加しました。レガレヴォセッションズは、主催者がしっかりと運営をされているので、近隣に迷惑も掛ける心配が少ないし、なによりも居心地が良い。主催者に感謝しています。
初夏の風が、参加者の皆さんの心持ち同様に、気持ちよく富士の裾野を吹き抜けた1日でした。
参加者の皆さん、ステキな笑顔とお話しをありがとうございました。
来年の開催を心より楽しみにしています。