#スバコミメンバー浜名湖オフ2019 オフ会レポート

2019年6月2日(日)、待ちに待った#スバコミメンバー浜名湖オフ2019が開催されました。年々参加が増え、今年は記念すべき10周年ということもあって、北は山形、西は香川・広島と、全国から約200台超のSUBARU車とオーナーの方々が集まりました。
参加者の皆さんのために#スバコミでは２つのサプライズをご用意!
今回は驚きとSUBARU愛にあふれた素敵な1日をレポートいたします。

今年で10周年、
#スバコミ名物の浜名湖オフ会

浜名湖オフ会は、参加者すべてが#スバコミメンバーで構成された、オールSUBARU車が参加するオフ会です。
オフ会やミーティングの多くは単一車種やカスタムカー限定ですが、浜名湖オフ会は老若男女が参加しSUBARU草創期のクルマからレプリカモデル、最新車種が一堂に会します。
アットホームな雰囲気が#スバコミサイトやSNS内で広まり、今年は約200台超と大きなオフ会にまでなったそうです。

開会式前に人だかり発生!?
参加者の皆さんの期待に応えるべくSUBARUと#スバコミではサプライズをご用意!

SUBARUと#スバコミをこよなく愛していただける参加者の皆さんのために、#スバコミ事務局は今年も張り切りました！
それは.....なんと...

SUBARU WRX STI NBRチャレンジ2016 です!
開会前の配車でスタッフの皆さんにお披露目すると、驚きと歓声が上がりました。
無理もありません。過酷なニュルブルクリンク24時間レースを走り抜き優勝したクルマだからです。
「まさかここ(浜名湖)で会えるとは思わなかった」
とスタッフの皆さん。
SUBARUと#スバコミはそんな声を聞いて嬉しいかぎりでしたが、サプライズはそれだけではありません。
6月20日(木)から開催されるニュルブルクリンク24時間レース2019にちなんだスペシャルな方々がスタンバイしていたのです！！

な、なんと! 辰己英治総監督と、沢田拓也監督がサプライズゲストに!!

左から、沢田監督、辰己総監督

ニュルブルクリンクの予選レースを終えて帰国したばかりの辰己総監督と沢田監督をお呼びしました。6月20日(木)からの本戦に向けて最終調整中のところを、ファンの皆さんのために参加を快諾していただいたのです。
お2人が登場した瞬間、300名近い参加者の皆さんからどよめきが起こりました!

ニュルでのレース秘話、ファンの皆さんからの質問タイム、
そして今年の手応えと目標をたっぷり語っていただきました

2008年から11戦で5回のクラス優勝の好成績を収めているニュルブルクリンク24時間耐久レースへの挑戦。まずは昨年、2018年のクラス優勝エピソードを語っていただきました。
2018年は予選から故障が続き、本戦でもアクシデントや天候に悩まされたようです。

沢田監督: 「昨年は最初にパワーステアリングからオイル漏れのアクシデントがありました。１時間弱のタイムロスによって首位も明け渡す。オイル漏れはバンドの留めかたを変えてなんとかしのぎました。2つ目のアクシデントは大会オフィシャルから騒音規制オーバーの警告を受けてエンジン回転数を抑えながら走ることを余儀なくされます。その後は復調して首位を奪回。順調に走っていたところ、3つ目のアクシデントは残り１時間の時です」

辰己監督: 「あと少しのところでクルマが止まった。原因はECU(エンジンコントロールユニット)の故障です。降雨と濃霧で天気が目まぐるしく変わるとてもタフなレースで3時間の中断があり、その停車中ECUに異常が出ました」

(2018年はレース終了15分前に復帰し、からくも優勝)
辰己総監督: 「だから去年は僕らの中で走りきった感はないんです。今年は昨年のアクシデントを克服するため、ECUを防水加工にしました。バケツに水を張って水没させるテストもしました」

沢田監督: 「コンピューターまわりはECUを防水加工しただけでなく、ソフトを始め全部新しくしました。センターデフやパドル制御のユニットも1つに統合し、シフトミスが減ってスムーズな動きができるようになりました」

辰己総監督: 「サメ肌塗装も新しい試みですね。ボディ表面に凹凸を出すことで空気の剥離をよくしました。ゴルフボールや水泳の水着と同じ原理です。ステッカー部分はサメ肌塗装できないので、ステッカー自体をマットコーティングしてもらいました。おかげで最高速度が1km/h速くなり、燃費も3％程度良くなりました」

辰己総監督: 「今年は、予選レースで初めて完走と優勝ができました。テストを兼ねているので最高条件ではないものの、1周9分1秒の歴代ベストラップを井口選手が出しています。山内とカルロも俄然目の色を変えてきましたね。誰が最初に8分台をマークするかと。目標は、SP3Tクラスの優勝。そして総合順位をどこまで上げられるか。このクルマは本当に速い。今年は(排気量の大きい)GT3クラスにも安全のためスケールダウンが設けられた。いい勝負ができるかもしれない」

沢田監督: 「ノントラブルで走ることが目標です」

参加者からはたくさんの質問が挙がりました。
その中から2つを紹介します。

“優勝に導くためにどんなマネジメントをされていますか”

辰己総監督: 「ウチはレースのプロではなく、STIの社員、ディーラーのメカニックでチームを組んでいます。プロはどうしても“レーシングとはこんなもんだ“という割りきりがあります。僕らはむしろドキドキしながら慎重にマシンを点検してくれる人、自分で作ったパーツを責任持って諦めずに面倒見ることができる人を集めています。道楽で勝つのではない。お客様のために勝つ。そんな目的意識の集合体を目指しています」

“将来STIで働きたいです” (小学生のお子様)

沢田監督: 「君が大人になるときは辰己さんは引退していると思うので僕が答えます(笑)。
技術者をる目指しているなら算数と理科。そして今後は英語やドイツ語など語学も大切です」

辰己総監督: 「世の中のために何ができるか、そういう志を持って励めばきっと入社できるでしょう」

６月２０日(木)からのニュルブルクリンク24時間レースへ向けて、
寄せ書きの応援旗を寄贈

スバルスターズ宮崎麗奈さん

参加者の皆さんからたくさんの寄せ書きをいただきました。
SUBARU STIチームへの熱い、熱い、応援メッセージは現地でチームにお渡しします。

SUBARU WRX STI NBRチャレンジ 2016 でエンジンデモ。
そして皆さんの愛車のまわりをデモラン!!

トークショーで参加者の皆さんのボルテージが高まったところで、エンジンデモとデモランを開催しました。
エンジンデモは沢田監督が担当。デモランは辰己総監督がハンドルを握りました。
そして助手席にはなんと、浜名湖オフ会代表のslow-handさんに乗車いただきました。これはオフ会スタッフの皆さんと両監督からのサプライズ。
「10年開催してくれた私達からのお礼です」
とオフ会スタッフの皆さん。涙腺の緩んだslow-handさんの笑顔と涙が、このオフ会のアットホームさを現していました。