SUBARUトリビア
SUBARUの最新技術やサービスに関するトリビアを、
定期的に連載していきます。
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自動車のボディは多くのパーツから成り、それらはネジやボルト、溶接によって組み立てられています。でも、最近の自動車にはウェルドボンド工法という構造用接着剤とスポット溶接を併用した方法が採用される車種も増えてきました。SUBARUでは、2017年にフルモデルチェンジしたインプレッサ以降、採用しています。
ネジやボルト、スポット溶接は「点」で、アーク溶接やレーザー溶接などは「線」で固定しますが、構造用接着剤とスポット溶接を併用すると「面」で固定することができます。それにより、接合部の剛性が飛躍的に高めることができ、車体剛性が向上することによって振動騒音が抑えられたり、ハンドル操舵に対する車両の反応がよくなったりという効果が生まれるのです。
インプレッサの開発時に、この方法を使った試作車を作ってみたところ、誰が乗ってもわかる違いに社内では「なんでもっと早くやらなかったんだ」という声まであったのだそう。自動車の組み立てに接着剤というと、まるでプラモデルのようでちょっと不思議な気もしますが、現在のインプレッサやフォレスター、レヴォーグに乗ってみていただけると、そのメリットをご体感いただけるかもしれません。