SUBARUトリビア
SUBARUの最新技術やサービスに関するトリビアを、
定期的に連載していきます。
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ABS、SRS、VDC・・・いろいろありますが、今回はADBを紹介します!
ADBはAdaptive Driving Beam(アダプティブ・ドライビング・ビーム)の略です。日本語でいうと、配光可変型前照灯の事です。(ますますわかりづらくなってきましたね・・・)
スバル「フォレスター」のアドバンスドセイフティパッケージ装着車に搭載されたADB。これはアイサイトのカメラから得られる立体映像を活用した、最先端技術なのです。
日本の交通事故件数の中で、夜間に起こる事故が占める割合は全体の26%ですが、死亡事故件数は昼夜ともにほぼ同じ。これは夜間が昼間よりも死亡事故の危険性が約3倍も高い事を意味しています。スバルは『夜間は暗くて見づらく、路上の歩行者や自転車、バイク、クルマなどの発見が遅れることが原因』と考えました。
ヘッドランプのロービームは40m先、一方でハイビームは100m以上先まで照射できます。ハイビームは、ロービームの倍以上遠くまで光を照射できるので、歩行者や障害物を早く発見できます。ただ、対向車や前を走る車へのまぶしさを防ぐ為には、ロービームに切り替えなくてはならず・・・でも、そうしたら側道の視認性を確保できない・・・そんな課題がありました。
そこで開発されたのが、可変型配光制御前照灯です!
スバルのADBは、アイサイトから得られる立体映像をヘッドライトコンピュータに送信し、ヘッドライトコンピュータが対向車や前を走る車には光を遮断、それ以外はハイビームとなる様に制御しています。これにより、側道を走る自転車、歩行者を手前で発見することができるのです。
また、昼間や市街地は街灯が多く明るく見やすい為、ハイビームは不要となりますが、アイサイトは明るさはもちろん、街灯もしっかり見ています。街灯の本数からヘッドライトコンピュータが市街地かどうかを判断し、ハイビーム、ロービームを切り替えてくれます。さらに路肩の反射板や反射する標識などもしっかり識別し、ヘッドランプをコントロール。確実に夜間の視界を確保します。
このようにいつでもどんな環境でも、怖い思いをせず、安心して愉しいドライブを支えること。
スバルのモノづくりのこだわりです!