SUBARUトリビア
SUBARUの最新技術やサービスに関するトリビアを、
定期的に連載していきます。
Vol.156 レーシングカーにもアイサイト!?
2022年より、スーパー耐久シリーズに参戦したSUBARU。その参戦車両はSUBARU BRZをベースとした「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」。実はこの車両には、ベース車と同じく、スバルリヤビークルディテクション（後側方警戒支援システム）が装備されており、斜め後ろから自車に接近する車両を検知、ドアミラー内側のLEDインジケーターなどでドライバーに注意を促します。さらには、ロールケージは、将来的にアイサイトのステレオカメラを活用することも視野に入れた形状になっています。
レーシングカーとアイサイトのような予防安全装備は、同居しにくそうに思われるかもしれませんが、限界に近い領域で走り続けるレーシングカーこそ、いかに安心してアクセルが踏めるか、安心して曲がれるかが重要になります。SUBARUやSTIが目指すのは、レーシングカーにおいても市販車においても、「どんな人でも安心してうまい運転ができるクルマ」。全く異なるように感じられるレーシングカーと市販車ですが、まずは安心して運転できる環境を作るという点では同じなんですね。
スーパー耐久シリーズを初めとしたレース活動で、SUBARUがどのような知見を積み重ね、それをどのように市販車に生かしていくのか、ぜひ、ご注目ください。
画像は「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」
