SUBARUトリビア
SUBARUの最新技術やサービスに関するトリビアを、
定期的に連載していきます。
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日本国内では、2020年9月1日以降の新型車から搭載が義務付けられている全座席の「シートベルトリマインダー」。しかし海外、例えばアメリカでは、法改正の必要性について議論はあるものの義務付けはされていません。(2022年5月現在)
これを受け、2022年4月米国IIHS*が自動車メーカーにシートベルトリマインダーの改良を促すため、「シートベルトリマインダー評価プログラム」を新設しました。そして、今回評価を受けた26車種のSUVモデルのうち、アセントとフォレスターの2車種のみが最高評価である「Good」を獲得したのです!
このプログラムでは、警告音の音量や継続時間、警告のタイミング等の指標に基づき、各車のシートベルトリマインダーを4段階で評価するのですが、最高評価の「Good」を獲得するためには、車が時速6マイル(時速約10㎞)以上で走行しているにもかかわらず、前席の乗員がシートベルトを装着していないこと、もしくは後部座席の乗員が装着していたシートベルトを外していた場合、警告音に加え、メーターパネル、頭上パネル、もしくはセンターコンソールに配置された警告灯を用いて、ベルト非装着を知らせることが求められます
アセントとフォレスターは、テスト速度において、人間の耳が周囲の車両の騒音と比較して約4倍大きく聞き取れる警告音を備えており、ベルトが装着されるまで警告音が継続する他、前席と後席両方に求められるその他すべての要件も満たしました。
IIHSが行なった調査によると、より気付きやすく、シートベルトが装着されるまで継続するリマインダーを用いることで、年間推定1,500人の死亡を防ぐことができるとされています。今回の「シートベルトリマインダー評価プログラム」の結果は、SUBARUが目指す「2030年までに死亡交通事故ゼロ」の実現に向けた一歩となっています。
*:Insurance Institute for Highway Safety[道路安全保険協会]
画像はフォレスター(北米仕様)