SUBARUトリビア
SUBARUの最新技術やサービスに関するトリビアを、
定期的に連載していきます。
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現在、SUBARUが生産するほとんどのクルマに採用されているのが「リニアトロニック」というCVT(無段変速機)。2009年、5代目レガシィから搭載が始まった、SUBARU独自のトランスミッションです。
しかし、これ以前にもSUBARUのCVTが存在したことをご存知ですか。それが1987年、世界に先駆けて実用化され、初代ジャスティのオートマチックトランスミッションとして採用された「ECVT」。一般的なMTやATのようにギヤを用いるのではなく、スチールベルトと2つのプーリーを用いることで、無段階に駆動力を伝え、変速ショックのない走りを実現していました。
さらにこのECVT。ジャスティをはじめ、サンバーやヴィヴィオなどに搭載されただけではなく、部品として国内外の自動車メーカーにも供給されていたのです。もちろん、名前は「ECVT」ではなく、それぞれのメーカーでの呼び名が付けられていたのでSUBARUのCVTとは分かりにくいですが、1リッター~1.3リッタークラスの小型車に搭載されていました。SUBARUの技術力が自動車業界でも評価されていたことの証と言えるでしょう。
スバルECVTカタログ(1987年2月発行)より