挑戦!ツール・ド・東北 2016 レポートVol.02

ツールド東北に参加するスバルチーム

9月17日・9月18日開催のツール・ド・東北 2016は、東日本大震災の復興支援、および震災の記憶を未来に残していくことを目的に、2013年にスタートした自転車イベントです。
ツール・ド・東北

今回はそのツール・ド・東北へ、“スバルチーム”としての参加を表明した#スバコミメンバーの“キトさん”にインタビューしました。以前のレポート第一回目、 “初めてのスポーツ自転車教室”の様子はこちら

今回のスバルチームは、スポーツ自転車で100kmという長距離を一人で走るのは不安というロングライド初心者の方も、チームリーダーの河口まなぶさん、濱田恵梨子さん、そしてスバルサイクリングクラブのサポートライダーと一緒に走ることで楽しみながら完走を目指しましょうという趣旨で結成されました。
また、色々なスポーツバイクのイベントでコーチングを担当されている須田晋太郎さんをコーチに迎え、事前に実施された「初めてのスポーツ自転車教室」での技術面のコーチング、長距離を走る際の心構えや当日までのトレーニングメニューなどのアドバイスもいただくことで、各自のレベルアップも目指しつつ100km完走にチャレンジしました。

参加したコース「北上フェンド」とは?

ツール・ド・東北は211km・170km・100km・60kmというコースが設定されており、今回、私達は100kmを走る北上フォンドに参加しました。
北上フォンドは石巻から出発し、女川・雄勝・北上川沿いを経由して神割崎で折り返すコースです。一見すると海沿いを走るので平坦基調かと思いきや、リアス式海岸を縫って走るため、アップダウンが繰り返される走り堪えのあるコースとなっていました。


こちらが大会パンフレット。
走行コースが詳細に記載されています。


事前のブリーフィング風景。チームメンバーの真剣な眼差し。戦いはレース前から始まっています。

スタート前の気持ち

当日は朝から小雨が降り続け、気温も19度程度と肌寒い状況だったため、少し不安な気持ちもありましたが、チームの皆さんもいること、ひとりじゃないことを考えると心強かったです。
ただ、ウェアの選択には気を遣いました。体温が奪われない様にしつつ、走り出してから暑くなりすぎないよう、薄手で長袖のインナーと自慢のチームジャージ、それとレインジャケットを準備しました。
自転車もアウトドアで自然を相手にするアクティビティーなので、天気を見極め上手につきあうことが重要だなと実感しました。

いざ、100KM完走挑戦へ

今回の目的はチーム全員で完走を目指すということで、チームの皆さんのペースにあわせて楽しく安全に走ることを意識して走りました。コースとなる道路には、復興作業にあたるトラックなども走るため、所々舗装状況が悪くなる箇所もあったので、前後を走る方が安全に走ることが出来るよう、ハンドサイン(手を使った合図)や声による注意喚起をしながら走りました。
また、登り坂などきつくなるところでは、声を掛けて励まし合いながら走ったりもしました。
スバルチームの方々はもちろんですが、他の参加者の皆さんとも安全に走るためのコミュニケーションを取りながら走ることが出来たのは、良い経験になりました。

北上フェンドコースを満喫

北上フォンドは、深い緑に包まれた山道、坂を登った先の眼下に広がる海、収穫を間近に黄金に色づいた稲穂が広がる田んぼなど、素晴らしい風景が広がる中を走るコースとなっておりました。
そのコースサイドでは、雨が降っているにも関わらず、沿道や仮設住宅の軒先に出て応援して下さる方が多く、完走に向けた大きな力をいただくことが出来ました。2011年の地震で被災された方の復興を少しでも応援したいという思いもあり、今回のチャレンジに参加したのですが、参加している私達の方が応援されていることに、少し涙腺が緩みそうな感じになりました。
そして印象に残っているのは、なんと言ってもコースの途中に設置されているエイドステーションで提供されたメニューの数々でしょうか(笑)。その中でも、一番印象に残ったのは、雄勝のホタテ焼きでしょうか。驚くほど大きく肉厚なホタテをアツアツのまま地元で食べる、一番贅沢な時間でした。

挑戦、そしてその結果は?

私をはじめ、チームスバルの皆さんは、折り返し地点手前のアップダウンに苦しめられ、昼食のシーフードカレーを食べながら「あとどれくらい?、まだ登るの?」と少々不安な言葉も聞かれる場面もありましたが、後半のコースは平坦基調が続いたこともあり、順調なペースで走行することが出来ました。
最後のエイドステーションからの出発前には「ゴール手前で集合して、みんなで一緒にゴールしましょう」と打ち合わせをしてから再スタート。私は集団後方でゆっくりと走行していましたが、ゴール手前で皆さんが待っている姿が目に飛び込んで来たときは、言葉に出来ないほど嬉しかったです。
チーム一丸となって走った結果、無事に全員完走。チームスバルの皆さん全員で揃ってゴールゲートを迎えることが出来ました。

ツール・ド・東北イベントを振り返って

今回、ツール・ド・東北にチームスバルとして参加させていただいたことで、一人で走るだけでは気づくことが出来ない、周りの方々を尊重しながら走り、一緒に達成感を得るという経験が出来たことはとても有意義だったと感じています。
また、今回のプロジェクトの趣旨である「クルマと自転車の共生」という観点で考えると、後方からのクルマの接近を「車、来ます」との声かけで知らせる、追い抜かれる際は左側に寄ってお互いの安全を確保する、ハンドサインを活用して自転車同士だけではなくクルマともコミュニケーションを取るといったことを実践する良い機会だったと思います。
そして、この素晴らしいイベントを支えてくださった地元の方々に感謝したいと思います。

スバルチームとして

スバルチームとして参加された皆さんは、年齢の幅も広く、普段からのスポーツ自転車の楽しみ方も様々で、このような機会でなければ聞くことが出来ない話も多く聞くことが出来て楽しい時間を過ごさせていただきました。
その中でも、やっぱり機材についてのこだわりの話になると、話が深くなるなぁというのが印象的でした。自転車が「沼」(一度はまると抜け出せない)と言われるのが良くわかる瞬間でした。

最後に「自転車は楽しい!」

私自身は、スポーツ自転車の楽しみ方としては競技志向が強く、ロングライドイベントへの参加経験は少なかったのですが、今回、スバルチームとして皆さんと一緒に完走を目指して走ることで、仲間と一緒の目標を目指して走るという新しい楽しみ方を発見することが出来ました。
自転車は自由に行動出来る幅を広げてくれるものであると共に、
・とにかく楽しく遠くまで走ってみる
・坂を制することに喜びを感じる
・競技としてレースやトレーニングに打ち込む
・機材にこだわりメカを愉しむ
等々、色々な楽しみ方が出来る趣味だと思います。
興味があってもまだスポーツ自転車に触れたことがないという方も、試しに乗ってみることが出来るイベントや、レンタルバイクで走ることが出来る場所もありますので、先ずは気軽に試してみていただければ幸いです。

私が乗っている自転車はイタリアのブランド・ペンナローラ(Pennarola)のRC-3というモデルです。日本ではマイナーなブランドですが、素直な特性で乗りやすいところが気に入っています。基本に忠実に造られていて、走りの実力がしっかりしているという点では、スバルの車と似ているかもしれません。
今回、こだわった所と言うと、バイクゼッケンを自作して取り付けたことでしょうか。ちょっとしたことですが、気分が盛り上がるかなと思い付けてみました。

#スバコミ事務局から

スバル車で走る喜び、自転車で走る喜びは似ていると、実践されている方ならではの興味深いお話しをいただきました。キトさん、ありがとうございます。
さて、メンバーの皆さまにも、スポーツ自転車を楽しまれている方はおられませんか?
よろしければ、掲示板を作成しましたので、こちらもお楽しみください。

【公式】ツール・ド・東北応援&自転車大好き

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