【GPSでSUBARUを描こう！】第二弾「南関東に〝亥〟を書く」

長かった2018年も終わりを告げ、2019年もいよいよ幕開けの時。
「年初めだし、いつもの年と違う何かがしたい…」
そんな方にぴったりのちょっと変わった“大人の”書き初めを紹介したいと思います。

「GPSデジタルアート」とは、スマートフォン等に搭載のGPS機能を利用して、移動しながら地図上に絵や文字を描くアート手法のこと。前回、北関東中心のスタンプラリースポットを車で巡りながら実際に「I♡SUBARU」の文字を描いてみました。走る道を決めてしまえば、あとは普通に運転しているだけで字が描ける。壮大にして簡単なアートがGPSデジタルアートなのです。

GPSデジタルアート企画の第二回目となる今回のテーマは、「南関東に“亥”の文字」を描くこと。メンバーのスバコミスタッフは、運転担当に亥年生まれの三宅さん、ナビゲーターにも亥年生まれの松村さん、そしてサポートには戌年生まれ、つまり2018年の年男である岩村さん。三宅さんはちょうど今年、個人的に新たなプロジェクトをスタートさせるそうです。このプロジェクトをぜひとも成功させたい、という想いを日本の大地に刻み込もうと意気込みもひとしおです。

まず大切なのはコースの計画。様々な方法がありますが、便利なのはGoogle Mapの「マイマップ」機能。地図上に線を引くと距離や所有時間が計算され、事前にシミュレーションを行うことが出来、さらに設定したコースはスマートフォンでも表示できるので走行中にも使えます。

こうして以下のコースに決めました。字を描きながら、スタンプラリーのスポットや、コース近隣のスバル販売店を巡ります。

①新宿スバルビル⇒中央道石川PA
②神奈川スバル厚木・伊勢原店⇒恵比寿スバルビル
③五反田⇒神奈川スバル湘南店
④旧武蔵野製作所（武蔵野市役所）⇒STI⇒市が尾駅付近
⑤武蔵小杉付近⇒東京湾アクアライン海ほたる

漢字の書き順とは異なりますが、文字だけで200km、途中の移動区間も含めた総距離は400km弱というルートを一日で効率よく走るため仕方ありません。ただ、あくまでもこのルートは目安です。実際には、工事や通行止めなど交通規制に沿って臨機応変に対応していきます。

午前10時、スタート地点は新宿駅西口のスバルビル。天気にも恵まれ絶好のGPSアート日和です。一通り準備を整えたところで早速GPSを起動させます。実はGPSで線を描くこと自体は一見難しそうにみえてとてもシンプル。

やり方は書きたい文字の始まりでGPSアプリのスタートボタンを押すだけ。そしてゴール地点でトラッキングを終了させれば地上に文字が描けるわけです。

いわば“現代版ナスカの地上絵”を描くわけですから、正直もっと複雑な準備がいるのかと思っていましたが、実際はこんな簡単な手順のみで実行することができました。しかし問題は、実際の走行ルートが計画のルートと合っているかどうか。助手席の松村さんは、正しい道を走っているか2つの画面と睨めっこです。

それでは早速最初の目標地点である石川PAへ向かいます。

走っているうちどんどん日が暮れてきました。前回に「I♡ＳＵＢＡＲＵ」を描いたのは夏至に近い真夏。今回は冬至に近いため、日照時間には格段の差があります。しかも、アルファベットに比べて漢字は一筆書きが難しく、ポイントとポイントの移動距離が長いのも時間を消費する大きな要因です。

横浜新道で、右と左の分岐を間違えるミステイク！こういうときは落ち着いてアプリを一時停止し、手前の道からやり直せば問題ありません。慌てないことがポイントです。

どのルートがいいか、走行中や休憩中に、メンバーでつねに検討していきます。工事や規制、渋滞などで最初に計画したルート通りにいかないことが多々ありましたが、広いエリアを走るときは少し位の道の誤差は全然気にする必要はないということが判明しました。

午後22時。最終ゴール地点である東京湾アクラアイン「海ほたる」に到着。メンバーは、まるでフルマラソンを走り切ったかのような深い感動に包まれました。

運転を担当した三宅さんの感想は、「果たしてこんな企画が、免許を取って日も浅く、かつ道を覚えるのが苦手な自分にできるのだろうか、というのが正直な感想でした。しかしながら、実際に一日GPSアートを体験してみて、思っていたよりも全然簡単でした」とのこと。「事前にしっかりルートを決めていても、実際走ってみれば当初の計画通りにはいきません。しかしそんな時こそ力を合わせて臨機応変にコースを変えることで、みんなの絆が深まっていきました。ある種のチームスポーツのようなものと言っても過言ではありません！」と、新しい年に向けて「仲間の大切さ」を再確認したようでした。

■絶対に二人以上で実施する：自動車でGPSトラッキングを場合は、必ず二人以上で行ってください。走行中のドライバーの携帯電話・スマートフォンの操作は法律で禁じられています。さらに、どこを曲がるか、どこをゴールにしてスイッチOFFにするかなどを考えながらの運転になりますので、助手席や後席に乗車した方が地図を見て、適切な指示を出してあげてください。

■その場その場で適切に行動する：事前に設定したルート設定はあくまでもシミュレーションです。想定したよりも道が細かったり、工事等で迂回を余儀なくされたり、想定外の状況に遭遇することも多々あります。状況に合わせて、安全運転に努めてください。