特集 TRIP with SUBARU 新型フォレスター3Weeksモニター

TRIP with SUBARU 新型フォレスター3Weeksモニター

vol.10 【特別編】VECTOR GLIDE
秋庭将之さん
新型フォレスターで、春山の
バックカントリースキー

新型フォレスターに乗って、アクティブな旅に出かけていただく本企画。第10弾は特別編。バックカントリー用のスキー板ブランドVECTOR GLIDE 代表の秋庭将之さんに新型フォレスターにスキー板を積んで春山スキーに出かけるのに同行させていただきました。バックカントリースキーとは、スキー場のような整備された場所ではなく、山野の手つかずの自然の中で楽しむスキー。お話しを伺っていると、バックカントリー用のスキー板の開発デザインとクルマのそれは、相通じるところが多いようです。



いかにコントローラブルか、いかに安定してターンができるか

普段、スキー場でスキーを楽しんでいる時には、なかなかスキー板に「命を預けている」という感覚にはならないのではないかと思います。しかし、手つかずの自然の斜面を滑り降りるバックカントリースキーのフィールドでは、斜度60度近い斜面を滑ることもあるのだそう。「ほら、あの斜面を滑るんですよ」と秋庭さんが指差す斜面は、素人目には崖にしか見えません。
文字通り、スキー板に命を預けるような状況もあり得るバックカントリースキー。スキー場のような整備された環境ではなくても、様々な雪の上で、いかにコントロールがしやすく、安定したターンができるか、そして安心して乗ることができるか、それが、秋庭さんがVECTOR GLIDEの板に求める性能です。
秋庭さんが一貫して「スキーに乗る」とおっしゃるのもあり、お話しを伺っていると、まるでクルマの開発のお話しを伺っているようです。そのくらい秋庭さんがスキー板に求めている性能と、SUBARUがクルマに求める性能はとても似ているのです。

リフトのない自然の山を自力で登る秋庭さん。

リフトなどない自然の山を滑るためには、斜面は自力で登る。

雪山をスキーで滑走する秋庭さん。

大きな自然の中を、時間をかけて登って、一気に滑り降りる。

手つかずの大自然を滑る

北海道札幌市で育った秋庭さんは3歳でスキーを、7歳で競技スキーを始めました。大学時代には全日本ナショナルチームで世界を転戦。
「選手時代はSUBARUが提供していた“レオーネ”でヨーロッパを転戦しましたよ。レオーネにスキー板や道具を満載にして、何台ものレオーネに分乗して遠征するんです。選手も普通に運転していましたね。相当距離を走るのですが、もともと乗り物(の運転)が大好きなので、全然苦にならなかった。スキー場近くだとワインディングも多くて、楽しかったですね。」
大学卒業後、プロスキーレーサーとして活動をしていた秋庭さんに転機が訪れます。
「ある時、スキー場ではない手つかずの自然の中を滑る機会があったんです。それがとても新鮮だった。それまでずっと、速く滑るために技術を磨いて、トレーニングを積んできたわけですが、そこにはただ純粋に滑ることを楽しむという世界がありました。スキーを始めたばかりの子どもの頃の楽しさを思い出しました。」
それをきっかけにバックカントリースキーの世界に足を踏み入れた秋庭さんは、バックカントリー用のスキーは、競技用のスキーに比べてまだまだ技術的に磨かれていないことに気づきます。「もっと性能の高い板を」「安心してコントロールできる板を」と求めても、なかなか満足のいく板はありません。そんな中、「(求める板が)無いんだったら自分で作ろう」と立ち上げたのがVECTOR GLIDEです。

雪道を滑走するVECTOR GLIDEのスキー板のアップ。
ずらりと並んだVECTOR GLIDEのスキー板の前に立つ秋庭さん。

「山はやっぱり安定のスバル」

VECTOR GLIDEのスキー板は、現在20種類ほどが展開されています。向いている場所、乗り味は、それぞれ違います。
「クルマもオフロードを走るのに向いたクルマや高速道路を走ると気持ちいいクルマ、街中で快適なクルマなどキャラクターがありますよね。それと同じで、スキー板にもキャラクターと乗り味があります。きちんと試して、自分に合った板を選んでいただきたいので、私たちは『試乗会』を大切にしているんです。ですので、秋から春先にかけて、北海道、東北、北信越など、全国のスキー場で『試乗会』を開催します。」
雪の季節に移動することが多いので、アウトバックを所有しているという秋庭さん。新型フォレスターの印象をお伺いしました。
「乗り込んだ瞬間の視界の広さは印象的でした。車高がアウトバックより高いのに、安定していますね。高速道路の出入り口のランプや山間部のワインディングでもクルマの姿勢が崩れずに曲がってくれる感じが頼もしいです。雪の路面も難なく走るので安心感がありますよね」
お父さんの影響で小さい頃からとにかく乗り物が好きという秋庭さん。どうやら新型フォレスターは秋庭さんのニーズを満たすだけでなく、「乗り物好き魂」に火を付けてしまったようです。

新型フォレスターX-BREAKの前に立つ秋庭さん。
スキーウェアを着ている秋庭さんの横顔。
[PROFILE]
VECTOR GLIDE 秋庭将之

1967年札幌生まれ。全日本アルペンナショナルチームに在席した後、プロスキーヤーに。アラスカへのスキートリップの経験を元に、2002年「妥協なきものづくり」をスローガンに掲げる『VECTOR GLIDE』を設立。2018年にはSUBARUとVECTOR GLIDEがコラボレーションしたスキー板が発売されました。(現在は販売を終了しています)

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